2012年11月17日より全国公開/R-18
東京テアトル
公式サイト 予告編
タイトルからして静かな映画だと勝手に思っていたのですが、人間の内面が激しくうごめくストーリー展開で、ドロドロした部分もあり、予想外のおもしろさがありました。同じできごとをそれぞれの立場で描きつつ、少し時間軸を戻してもう一度描くという手法によって、さっきまで自分が観ていた人間に対する解釈がいかに偏ったものかを実感させられました。一人ずつのキャラクターの描き方も丁寧だし、キャラクター自身もとても興味深い人間性で、見応えがありました。 あと驚いたのは、永山絢斗と田畑智子の大胆な濡れ場です。一度ならまだしも何度も映ります。まさかこんなに濡れ場の多い映画だとは思いませんでしたが、イメージを塗り替えた田畑智子、まだ若手ながらこういう濃厚なシーンに挑んだ永山絢斗に、俳優魂を感じました。 2時間を超える上映時間ですが、長さは感じず、ドラマに引き込まれ、最後は少し清々しく終わるので、ちょっと救われました。女性に観て欲しいテーマが描かれている点でも、ぜひ観て欲しいと思います。 |
かなり濡れ場が多いので、気まずくなってしまいそうな方はやめておきましょう。あと、義理で行くようなデートの場合、相手に勘違いされそうな危機感を持っている場合は一緒には行かない方が良いでしょう。あと、脳みそのなかがエロいことしかないような男子は、鑑賞中にムラムラされても困るので、連れて行かない方が無難です。テーマはいたって真面目ですし、女性ならではのテーマも描かれているので、女性同士で観に行くのが良さそうです。 |
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©2012「ふがいない僕は空を見た」製作委員会
2013.11.8 TEXT by Myson