観始めは父親役のラッセル・クロウのぽっちゃり感が少々気になりましたが(笑)、今回はパパ役なので役づくりだと解釈してあまり気にしないようにして観ました。ほかの出演者に関しては、娘ケイティの子ども時代を演じたカイリー・ロジャースがとにかく可愛くて演技も上手でキュンとしました。また大人になったケイティを演じたアマンダ・セイフライドも素敵で、過去にトラウマを抱えた複雑な女性の役を見事に演じていました。
内容としては、父と娘の物語が別の時間軸のなかで進行していき、それぞれが根深い悩みと向き合っていく様子が描かれています。娘のケイティについては子ども時代と大人になってからの姿と両方を観ることになるので、無邪気な少女がトラウマを抱える大人になってしまい、ちょっと複雑な気持ちになりました。やっぱり大人の事情を子どもがすべて理解することは難しく、悲しいとか寂しいという感情が大人になっても心のどこかに残ってしまうことがよくわかりました。でも逆に楽しい、嬉しいと感じた記憶もちゃんと残っているということもわかったのでちょっと報われました。
本作には父と娘だけの物語でなく、その周囲に人たちとの関わり合いも描かれているので、人間ドラマとしても楽しめます。私もいろいろなところでウルッときてしまいまいたが(笑)、観る人によって心に響くポイントも違うような気がします。ぜひ皆さんもご覧ください。
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デートでもぜひ観て欲しいです。父と娘の愛を中心とした物語ですが、そのなかで娘の恋愛が重要なポイントとなっています。大人になったケイティの様子には、最初は少し驚くかも知れませんが、彼女が愛を知っていく過程を観ることで、自分たちの愛についても考えさせられると思います。また、観終わるととても温かい気持ちになれるので、いつもよりも相手に対して優しくなれますよ。これを機にいつもは言えない愛情深い一言をぜひ言ってみましょう! |
父と娘の物語ですが、大人になったケイティが抱える問題にキッズはちょっと衝撃を受けそうなので、できれば大きくなってから観ることをオススメします。ティーンは、ケイティの幼少期の経験が大人になった彼女のどんなところに影響しているのか観察しましょう。また、自分自身の過去を振り返って、幼い頃の経験が今どんな風に自分のなかに残っているのか考えてみてください。良い思い出と悪い思い出の両方があってこそ今の自分があることをきっと実感できますよ。そして今経験していることも自分のなかに消化されて、大人になっていくことをぜひ覚えておいてください。 |