2017年5月20日より全国公開
松竹
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日焼けを気にしている女子高生、チャラいモテ男の登場で、お気楽なラブコメなのかと思いましたが、後半はなかなか熱い青春ドラマで、意外性を楽しめました。主人公のももが、2人の全く違うタイプの男子のあいだで心が揺れ動く様を描いていますが、キラキラした展開と同時に、すれ違いに次ぐすれ違いで胸が痛む展開もあるのが見どころの一つ。気持ちを押したり引いたりが忙しいですが(笑)、駆け引きというよりも優しさでそうしているという部分に好感を持てます。 ももの母が解く“運命の人を判断する基準”が最終的にキーとなるのですが、この考えに共感はしつつも、どんな愛を選ぶかは価値観の問題なので賛否両論あるように思います。あなたはどう思うのか、ぜひ映画を観て確かめてください。 |
三角関係で苦しんだ末にくっついたカップルは、いろいろな事を思い出したり、迷いが再燃すると困るので、デートで観るのはやめておきましょう。それ以外のカップルは観ても問題ないと思いますが、感化されやすい人はちょっと注意が必要です。ももの最終的な判断に影響を受けて、「私は相手に対してそんな気持ちじゃないのかも」と思い始めると、予期せぬ疑念が生まれてくるかも知れません。 |
小学校高学年以上なら、こういうラブストーリーにも感心が高まってきそうですね。女子同士の意地悪な展開もありますが、ズルをして相手を射止めても本当の心を奪えないことがわかるストーリーなので、今後の恋愛に役に立つこともあるのではないでしょうか?もも、とーじ、カイリのそれぞれの優しさの表現にもお手本にすべき部分が見つかると思います。 |
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2017.3.6 TEXT by Myson