アニメの雰囲気とは裏腹に、主人公のアオヤマ君のぶっ飛び感がかなりツボでした。小学4年のアオヤマ君は、変に大人びている部分があるけれど、そこがいかにも子どもらしいという描写も見事。「どんだけ女性の“おっぱい”に夢中やねん!」とツッコミたくなるシーンがふんだんにあったり、子どもでも大人でも笑えるシーンが満載で、とても和やかな気分で楽しめます。特にセリフ回しとカメラワークが上手いなと思ったのですが、人に話すのは恥ずかしいことを言ってるので心の声かなと思ったら、友達にしゃべっていたり、“ズコッ”となるような笑いが観ていて心地良かったです。そして、クライマックスではきちんとシリアスな展開も含まれていて、想像していたジャンルを越えるストーリーになっています。声の出演も豪華で、蒼井優、西島秀俊、竹中直人らが名を連ねていますが、アオヤマ君の声を演じた北香那もすごく役に合っていて良かったです。子どもが楽しめる映画なのはもちろんですが、癒されたい大人の皆さんにもオススメです。 |
一見ファミリー向け映画ですが、カップルで観ても楽しめると思います。笑えるところもたくさんあるので、緊張しがちな初デートに観るのも良さそう。“おっぱい”という言葉が頻繁に飛び交いますが、子ども目線なので、イヤらしく感じないと思います。鑑賞後は、自分達の子どもの頃の話にも花が咲きそうです。 |
キッズ、ティーンの皆さんにぜひ観て欲しい1作です。楽しい要素が満載なのはもちろんですが、後半は子ども達の勇気と強い意志が見えるストーリーになっていて、ワクワクするはず。大人に負けないくらい、子どもだって、いろいろ考えて、こだわって、行動してるんだぞというところに共感できると思います。子ども心がわかってもらえていないと思う人は、家族で観に行くのも良いですし、友達と観ても楽しいですよ。 |