大阪が独立国家になるという構想は別の作品にもありましたが、結構多くの人が持っているのでしょうか?自分も大阪出身なのでその感覚がわからなくもないですが、ここまで大まじめに映画を作ってしまうというのが逆に滑稽に感じてしまいました(笑)。なので真面目に解釈した方が良いのかどうか迷いながら観たわけですが、タイトルは『プリンセス トヨトミ』ということで女性視点なのかと思いきや、意外にも「男性」の物語がメインなので男性なら共感しそうだなと思う部分が多いように感じました。1つ納得がいかなかったのが、助成金の使い道が結局明らかにされずに情に訴えて解決しようとするところです。主張の内容は感動的なのかもしれないけれど、目的を果たすためにお金がどうかかるのかが全くピンと来ずだったので、結末がしっくり来ず…。この活動ってお金かからないよね?と思ってしまいました。ということで、大真面目に観るべき部分と、さらっと流した方が良い部分とが私にはわからずでした。自分が大阪人なので逆にシビアに観てしまった点も否めませんが、「大阪が全停止」というコンセプトがおもしろいだけに逆に事前に期待を膨らませ過ぎたかも知れません。 |
それほど歴史的事項が出てくるわけではないですが、歴史好きにとっては想像が膨らんで楽しめるかも知れません。特にデートで観て欲しいという要素はないですが、逆に万人向けの内容なので、どんな関係性のカップルでもデートで観るのは問題ないでしょう。特に大阪人カップルは「もしも大阪が独立したら…」なんて話題で盛り上がれそうですね。 |
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2011.5.21 TEXT by Myson