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2015年5月22日より全国公開
20世紀フォックス映画
公式サイト
 著名な俳優はほとんど出ておらず、パトリシア・クラークソンの他は若手俳優ばかりですが、舞台やストーリーが壮大で、ハラハラドキドキな展開は観ていて飽きませんでした。エレベーターに乗せられて運ばれた先は大草原で、そこにいるのは少年達ばかり。彼らは自分の名前以外の記憶を失っていて、そこに唐突にそびえ立つ巨大な迷路にむやみに入ることもなく過ごしています。そもそもなぜ彼らがそこに連れて来られたのか、その迷路は何なのかは徐々に明かされていくのですが、まずこの設定がすごくおもしろいなと引き込まれました。ただ迷路を辿り生き残るかだけを競う話なのかと思っていたら、そうではないんですよね。迷路のなかで起きる話は好き嫌いが出てくると思いますが、個人的には許容範囲です（笑）。本作は超大作3部作の第一章として作られており、本作におけるメインのストーリーは決着が着きますが、ラストでさらに大きな謎を残したまま終わるので、これはやっぱり序章なんだなと3部作としての次回作への期待が膨らみました。ぜひほったらかしにしないで3部作とも作って欲しいですね。ちなみに次回作に迷路はもう関係ないらしいですが、それも本作を観て頂ければわかります（笑）。巨大迷路のスケールを感じてもらったほうが楽しめるので、ぜひ劇場の大スクリーンでご覧ください。 |
 巨大な迷路にまつわるストーリーは、アドベンチャー的な要素もあり、誰でも楽しめるし、ラブストーリーの要素は全くないので、友達以上恋人未満のカップルや中高生カップルにオススメです。ただ、人によっては苦手と感じるであろうクリーチャーが出てくる怖いシーンもあるので、誘うときにちらっとその辺は大丈夫か聞いてみるほうが良いでしょう。ロマンチックな雰囲気にはなりませんが、アトラクション・ムービー的な感覚で一緒にハラハラドキドキを楽しんでください。 |
 小さいキッズには怖いと思うので、中学生くらいになってから観たほうが良いでしょう。主人公は少年達なので、中高生、大学生くらいまでの皆さんには感情移入しやすいストーリーだと思います。3部作なので全章についての大きなテーマはまだ不明ですが、本作に関しては「危険を恐れて一生じっとしているか」「危険を承知で自分が望む道を進むか」という価値観がテーマになっているので、そのあたりも自分に置きかえて観てみると有意義に観られるでしょう。 |
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© 2014 Twentieth Century Fox Film
2015.5.11 TEXT by Myson
