2014年5月24日より全国公開
ギャガ
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ゴリラがプロ野球選手という設定そのものが斬新だなと思いつつ、同時にそんな設定で違和感なく観ることができるのか気になっていましたが、ゴリラがすごくリアルだったのですっかり感情移入して映画を観ることができました。ゴリラの怪力で打つボールがスコーンと飛んでいくシーンが本当に爽快で、球場の屋根など高層な場所でのハラハラするシーンや、動物と人間の心温まるシーンなど、見せ場がうまく作られています。そして、中国のサーカス団、韓国と日本の野球界と、現実世界では社会情勢がゴチャゴチャしている3国ですが、本作のなかではこの3ヵ国が持つそれぞれの特性を合わせて展開されるストーリーになっており、皮肉さもありつつ協和的なニュアンスも感じられて共感できました。そして、これは血の繋がりや生物の種をも超え家族になっていく物語であり、最後はウルッとさせられるシーンもいくつかあって、動物映画としても感動作と言えます。家族で観ても、カップルや友達同士で観ても楽しめる作品ですよ。 |
デートムービーとしても楽しめる作品です。デートで観る上で全くもって心配な要素はありません。ロマンチックな要素はありませんが、動物との感動の物語、スポ根的なドラマ展開など、誰でも共感しやすい内容です。もちろん、本作は野球に興味がなくても問題なく楽しめますが、本作を機に野球への興味が増したら、次のデートは野球観戦の約束をしてみても良いのではないでしょうか。 |
キッズが大いに楽しめる映画です。主人公ウェイウェイは幼い頃からゴリラのリンリン(ミスターGO)と育ち、唯一の肉親だった祖父が亡くなったことで15歳でサーカス団の団長になり、他の孤児たちの面倒を見ながらサーカス団の存亡をかけて頑張ります。祖父が残した借金のためにサーカス団は窮地に追い込まれますが、ウェイウェイはたとえ相手が乱暴な借金取りでも動物に彼らを襲わせて追い払うなんてことはせず、動物の扱いに対してプロ意識を強く持っています。そんなウェイウェイの姿は良いお手本になるし、本作は動物との交流を通して、心の大切さを描いています。ぜひキッズやティーンの皆さんに観て欲しい一作です。 |
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2014.5.7 TEXT by Myson