2017年2月25日より全国公開
アルバトロス・フィルム、クロックワークス
公式サイト
先入観を持たないよう、基本的に映画を観る前は資料を観ないようにしたり、情報を入れないようにしているので、トリッキーな構成の効果を存分に感じながら観ることができました。タイトルから兵士の話ということはわかっていましたが、SFか何かと思ってしまうような構成で、ただの戦争映画とは一線を画しています。そして、この構成は、主人公の心の痛みを体感させるためなのだとあとあと気付くのですが、戦争が人にもたらす爪痕がいかに深いものかを実感させられます。 構成、演出も見事ですが、キャストも豪華。主人公の兵士を演じたシャイア・ラブーフをはじめ、ジェイ・コートニー、ケイト・マーラ、ゲイリー・オールドマンが、リアリティのある演技を見せてくれます。敬遠されがちなジャンルではありますが、日本の私達も知るべき戦争の現実が描かれていますので、ぜひご覧ください。 |
内容は重いし、カップルで観るとやや気まずい展開も出てきますが、主人公は愛する家族を守ることに必死なあまりに苦しむので、男女共に共感できるキャラクターです。非常事態のなかでのドラマが描かれていると思えば、客観的に観られるので、デートで観ても大丈夫だと思います。 |
キッズにはまだ難しい内容で、ちょっと怖いと思う部分もあると思いますが、小学校高学年くらいになれば、理解できそうな内容だし、こういう現状が実際にアメリカではあることを知ることができて、学びにもなると思います。父と息子の物語も本作の重要なテーマになっているので、父子で観るのも良いのではないでしょうか。観終わったあとにぜひ親子で感想を述べ合ってください。 |
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2017.2.6 TEXT by Myson