2011年3月19日より全国公開
角川映画
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漫才は難しいので、俳優がやるとおもしろく見えるのかどうかと思いながら、期待せずに観始めましたが意外にうまくやりやすいネタにしていて、すんなり観ることができました(上から目線で何様?って感じですが・笑)。主演は俳優ですが、周りを本物の芸人が固めている(芸人役でないキャストも含め)ところが、逆におもしろくて、特に宮川大輔が演じているチンピラ借金取りのキャラクターが良かったです。一番おいしい役でしょうね。 あと人気絶頂のピース綾部も良い演技をしていますが、基本的に芸人さんって演技がうまいな〜と感心。やっぱり普段からネタでいろんな役を演じているし、いつもお客さんの反応を目の当たりにして、かなりのプレッシャーのなかでやっているからでしょうね。 ストーリーは本当にわかりやすく、友情と青春って感じで爽快です。展開は意外な流れで思った以上に楽しめました。自分で言うのも何ですが、関西出身なので笑いにはちょっとうるさいつもりですが、よくできた漫才映画だと思います。 こういうと失礼かも知れないですが、品川監督はプレーヤーよりも監督の方が向いているのではないかとも思いました。あと、石原さとみが演じる飛夫の彼女の存在は、夢を追う男を支える女子目線でも楽しめますので女子にも観て欲しい作品です。 |
デートにおすすめの映画です。男女それぞれの目線があって、そういう視点で観なくても素直に楽しくて心が温まる内容なのでおすすめです。友達以上恋人未満でも、ベテランカップル、夫婦でも誰でもわかりやすく楽しめる映画ですよ。でも笑いにうるさい彼氏や夫の場合は、好みに合いそうかどうか、一旦考えた方が良いかも知れません。お笑い芸人の漫才ではないシーンをどう受け取るか、広い心で観られるか、映画は映画と楽しめる相手なら大丈夫でしょう。 |
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2011.2.3 TEXT by Myson