2011年6月25日より全国順次公開
フェイス・トゥ・フェイス+ポニーキャニオン
公式サイト
メタルの世界って実際はどんな感じかわからないけれど、とにかく下ネタ満載で、メタルの激しさの部分も表現されつつ、下品な言葉が多々放たれます。笑える部分と引いちゃう部分の両方ありますが、前半はある程度ユーモアのある展開で楽しめました。一点気になったのは、突然TJ少年の家庭に入り込んできたヘッシャーがただのメタル好きなのか、アーティストまたはそれを目指しているのか…などの設定が謎だったので、メタルの精神を貫いているのか、都合のよいところだけをメタル的解釈で生きている人なのかがちょっとわかりづらかった点で要所要所のシーンの説得力が若干弱まった気がします。 とはいえ、最後はあんな展開になるとは思わず、こんなテンションの映画なのに最後はちょっと良い話というのが意外性があって良かったです。 本当にメタルが好きな人が観るとどんな感想なのか気になります。 そして、今作ではナタリー・ポートマンが冴えない女として登場していますが、それでもかわいいです。あとジョセフ・ゴードン=レヴィットはカメレオン俳優ですね。『(500)日のサマー』『インセプション』と全く別人に見えました。この変貌ぶりはすごいです。 |
内容は少年と父の再生の物語なのですが、ヘッシャーというキャラクターが下品な言葉を連発するので、そういう言葉をさらりと流せず下ネタを受け付けないカップルはぎくしゃくしてしまうかも知れないので、やめておいた方が良いでしょう。あとウブな中学生、高校生あたりだと逆に感化されちゃうかも知れないですが、彼氏が知ったかな感じで意味もわからずメタルかぶれにならないよう注意しましょう(笑)。 |
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■TJE Selection イイ男セレクション/ジョセフ・ゴードン=レヴィット
©2010 Hesher Productions, LLC.
2011.6.5 TEXT by Myson