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メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー

2013年11月22日より全国公開
ポニーキャニオン
公式サイト　予告編　　　

あまりメタリカについて知らずに本作を鑑賞しましたが迫力がすごかったです！ライブの映画化というと、単純にライブの映像が流れて合間にインタビューが入るようなドキュメンタリー形式の作品が多い気がしますが本作は違います。メタリカがこの映画のためだけにライブを行い、最大24台のカメラで撮影を行ったそうです。ライブの演出や舞台設定もカメラ映えするようになっていますし、真上からなどいろいろなアングルがあり臨場感ある映像になっていました。
さらにライブだけではなく『クロニクル』『アメイジング・スパイダーマン2』に出演しているデイン・デハーンがメタリカのライブのスタッフという設定で登場します。そこでストーリーが展開していき、いろいろな展開が待ち受けているのでそちらも合わせて楽しむことができました。
メタリカの音楽も想像以上に聴きやすく、ヘヴィ・メタルに対するイメージがちょっと変わりました。デイン・デハーンのストーリーがメタリカの世界観とすごくマッチしていたのも良かったです。メタリカファンならさらに細かいところまで楽しめると思いますし、ファンでない方も興味半分で観ても楽しめると思います。

2人ともメタリカファンであったり興味があるならデートで観ても良いでしょう。ヘヴィ・メタルのバンドなので多少激しい音楽や演出もありますが、狂気的な雰囲気はないので女子でも十分楽しむことができます。またメタリカに興味はあるけどライブに行ったことがないという方もまず本作を観てライブの様子を疑似体験するのもアリです。普通のライブとは違う新感覚の体験ができるので、ぜひ2人でヘヴィ・メタルの世界を覗いてみてはいかがでしょう。

死をテーマにした演出があるのでキッズは大きくなってから観ましょう。ティーンですでにヘヴィ・メタルに興味があるなら楽しめると思います。ただしあまりに憧れて急にメタリカのボーカルのようなタトゥーを入れてみたり…となると周りの人がびっくりしてしまうので、まずはバンドで音楽を極めることから始めてくださいね（笑）。あとは周りの大人にメタリカについて話を聞いてみると、実はお父さんがファンだったり…なんてこともあるかも知れないし、当時好きだったバンドの話を聞いてみたりして、親子の会話も楽しめると思いますよ！

2013.11.19　TEXT by Shamy