2011年12月23日より全国順次公開
ツイン
予告編
食と官能って、繋がりがあるんですかね?こういう視点で官能を描く作品って、過去にもありましたね。そんな深いところで反応できるのは、やっぱり主人公のような熟女なんでしょうね。ティルダ・スウィントンって、見た目は宝塚の男役側の雰囲気だなと思っていましたが、本作では本当に女性らしくてビックリしました。この人がこんなに艶っぽいなんて、やっぱり女優さんですね。それに脱ぎっぷりというか、濡れ場が大胆で驚きました。ここまでくると潔いですね。 ちょっとしっくり来なかったのが、主人公が惹かれる男性がもっさい(苦笑)。格差カップルとしての設定はわかるんですが、普通過ぎる感じが何とも…。とか思いつつ、まだ彼の色気を見抜けない私が甘ちゃんなのかも知れないですね。 まあ、官能の部分は置いといて、故郷を捨てて、別の国の人間として、旦那の一族に順応しようと自分を抑えて生きてきた女性が、ある1人の男性との出会いで目覚め、生き方を考えるというストーリーは、女性としての生き方を問うものなので、いろいろ経験してきた大人の女性には刺激になると思います。ラストで、息子の嫁の不安げな顔が意味ありげに映っていましたが、「そうはいっても、至る所で同じことが繰り返される」という暗示のように思えました。 クラシックな映像で、独特な雰囲気も楽しめる映画です。抑圧された人生を歩んでいるなと感じているあなた、ぜひ観てください。 |
結構大胆な濡れ場がありますので、ウブな関係のカップルはちょっとぎこちなくなるかも知れません。なので、付き合う前のカップルや、初期のデートには向いていないですね。まあ大人のカップルならそこまで照れることもなく、芸術作品として楽しめるかも知れませんが、主人公と同じような境遇の年の差カップルなどは、盛り上がるかも知れません。夫婦の危機も描かれているので、中年離婚の危機が迫るマンネリ夫婦は、下手に刺激を受けることになるかもしれないので要注意です。 |
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2011.12.10 TEXT by Myson