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みんなで一緒に暮らしたら

2012年11月3日より全国公開
セテラ・インターナショナル、スターサンズ
公式サイト　予告編　

仲の良いおじいちゃん、おばあちゃんが一緒に暮らす…というのどかな話かと思いきや、意外にも恋愛話がたくさん出てきて驚きました。ストーリー的にも恋愛と友情が軸となっているのですが「いくつになっても男でいたい、女でいたい」ということと、「いつまでも恋していたい」という思いが伝わってくる内容でした。でも、やっぱりちゃんと「老い」に伴う苦悩も描かれていて、自分もいつかはこういうふうになるのかな～とちょっと複雑な心境で観てしまいました。でも、ラストシーンはとてもじ～んときて、友情のすばらしさに感動しました。
で、釘付けになったのはジェーン・フォンダのスタイル。実年齢は75歳（2012年現在）で、こんなにスタイルが良くて、服がかっこよく着こなせるってすごいなと思いました。ちゃんと体を鍛えてケアしていればこんな風にステキな年の取り方をできるのかとちょっと希望が持てます。あと、チャーリー・チャップリンの娘ジェラルディン・チャップリンも出演しているので要チェック。若い俳優ではダニエル・ブリュールも出演していますが、彼が演じるディルクという役はこの物語のキーになっています。若い世代の方は彼の目線を通して、人生の諸先輩方の熱いメッセージを受け取ってください。

デートで観ても全く問題ありません。のんびりと過ごしたい日や、将来のことなどをじっくり二人で考えたいときに観ると良いでしょう。老後をどう過ごすかなんて今は考えたくないと思っている人でも大丈夫。この映画は意外に老後の話というよりは、まだまだ元気に過ごしたいおじいちゃんとおばあちゃんの話だし、「自分が求める人と恋をしなさい」というようなメッセージもあります。ただ、この映画を観ることによって「今の彼は違うな」と思って次の一歩を踏み出したくなる可能性もあるので、微妙な関係の場合はデートでは観ない方が良いでしょう。

2012.11.2　TEXT by Myson