2014年11月22日より全国公開
東宝、アスミック・エース
公式サイト
本作は山下達郎の名曲“クリスマス・イブ”をモチーフにした中村航の原作を『のぼうの城』犬童一心監督が映画化。4人の男女のすれ違う恋愛模様が描かれた物語となっています。劇中では“クリスマス・イブ”を始め、さまざまなクリスマスソングが流れ、気分はすっかりクリスマスでした。 主人公は相葉雅紀が演じる光で、その幼なじみの杏奈役を榮倉奈々が演じています。そのほかに、光が恋をする相手ソヨン役として韓国ドラマ『華麗なる遺産』、映画『王になった男』で知られるハン・ヒョジュ、その元恋人役を生田斗真が演じています。そんな4人の恋愛模様が描かれているのですが、観ていてすごくじれったかったです(笑)。誰か一人自分の思いを伝えれば、全員の恋愛が簡単に動き出しそうなのですが、そう簡単にはいきません。特に光は、自分に思いを寄せる杏奈の気持ちに全く気づかず、自分の恋愛相談までしてしまう鈍感さ。やはり友達期間があまりにも長過ぎると、2人の関係を進展させるのに苦労するのかなと感じました。 恋愛以外にもそれぞれの夢や目標といった部分も描かれていて、誰が観ても共感できるポイントがあると思います。クリスマスムードに浸りたい方には特にオススメです。ぜひ観てみてください。 |
まさに友達以上恋人未満の関係でくすぶっている2人に観て欲しい作品です。光の鈍感さ、杏奈の強がりな態度を反面教師として観て、観終わったら彼に「この映画の2人って私たちみたいだね」とアピールして、自分の気持ちに気づいてもらうのもアリです。付き合いの長いカップルだと、4人の恋愛模様にちょっとじれったさは感じるかも知れませんが、映画全体の温かい雰囲気はきっとデートのロマンチックさを演出してくれると思いますよ。 |
キッズもティーンも観られます。杏奈と光の子どもの頃の関係から描かれているので、キッズでも共感できる部分があると思います。素直になれない大人たちの恋愛を観て、純粋でまっすぐな気持ちの大切さを感じとって欲しいと思います。ティーンは、夢や仕事との向き合い方にも注目してください。光は漫画家になる夢を持っていますが、その夢を諦めかけてしまう場面もあります。光を通して夢を叶えるためにはどんなことが必要なのか考えてみましょう。 |
©2014『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』製作委員会 ©2013中村航/小学館
2014.11.11 TEXT by Shamy