2011年10月28日より全国公開
ウォルト・ディズニー・スタジオ
公式サイト ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
目が覚めたら自分は別人で、容姿も変わっていて、誰かの人生を生きている…そんなドラマなのかと思いきや、そんな単純なものではないのがまず憎いですね(笑)。「何だろう?」という感覚がずっと続き、徐々に明かされていくので、まるで主人公のコルターと同じような気持ちになります。電車の爆破事件発生から8分前に戻って、その犯人を探すという任務を任され、何度も“その8分間”に戻り、捜査するコルター。だんだんとそのなかの世界にいる女性に感情を抱き始め、救いたいという気持ちになっていきます。そして、何通りもの「現実」を体験した彼が最終的に導き出した答えというのが、冒頭からずっとヒントに出てきていたシーンと関連があり、最後に「お〜っ!」という感動とともに、いろいろな点が線で結びついていきます。ただ、これはタイムスリップではないのですが、じゃあパラレルワールドなの…?といろいろな説が頭のなかでこんがらがってしまい、もう一回観て確かめたくなります。これがこの映画の一番のおもしろみ。考えれば考えるほどにややこしい、でもそれをいろいろな人と話すのがきっとおもしろいのだと思います。つじつまが合わないよねというところはいくつかありますが、そういうのもひっくるめて、何度も観て、いろいろな人と意見交換して楽しんで欲しい映画です。まさに映画好きにはたまらない作品ですね。 |
頭を使う映画が苦手なカップル、もしくは片方がそうだと、疲れてしまうか、片方だけ盛り上がって、片方はついていけずにテンションにズレが出ますが、映画好きや謎解きのような頭をつかうのが好きなカップルにはオススメです。一回で整理がつかない展開なので、何度も観たくなります。デートで一緒に観れば、一緒にまた行けるし、映画鑑賞後に話し合いたくなるストーリーなので、最近話すことがないわという悲しいカップルにもオススメ(笑)。でもあまりに討論に必死になってケンカしないでね。 |
関連記事:■TJE selection イイ男セレクション/ジェイク・ギレンホール
© 2011 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2011.10.9 TEXT by Myson