いや〜、もうこれは本当に痛さが全開な映画でした。後半は目も耳も塞ぎたくなるシーンが多くて、ホラーを観慣れている私でもだいぶ疲れました(笑)。これが洋画だったら、ちょっと離れた視点で観られたかも知れませんが、邦画だし、思春期の子ども達の病んだ世界を描いている点で、リアルに思える部分も多く、辛さが増しました。いじめっ子もいじめられっ子もそれぞれに何かしら問題を抱えているけれど、学校と家庭では違う自分を演じている姿や、ブレーキが利かない10代の心情がとてもリアルで、ゾッとしつつも、胸が痛くなりました。時代や場所が違っても、ピュアだからこその子どもの残虐性は普遍的なものだし、もろいガラスのような状態だからこそ、割れたら刃物になってしまうんだなとしみじみ思いました。一方で、大人の無関心、無責任な様子も描かれていて、いろいろと考えさせられるところがありました。大人にこそ観て欲しい1作です。メインキャスト達の迫真の演技も見ものです。 |
かなり残酷で痛々しいシーンが多く、全くデート向きではありません(笑)。目も耳も塞ぎたくなるシーンが何度かありましたが、同じシーンで笑っている男性もいました。ホラーをよく観る人ならそんな感覚で楽しむのもわからなくもないですが、男女で感覚のギャップが出てしまう可能性もあるので、1人で観るか、同性の友達と観るのが良いと思います。 |
R-15なので、15歳未満の人はまだ観られません。ティーンの皆さんは、主人公達と同世代なので、この物語が身近に感じられる分、衝撃も大きいと思います。かなり過激で残酷なシーンが多いので、免疫がないとしんどいと思います。いじめについて考えて欲しいという意味では観て欲しい気持ちもありますが、実生活でいじめを経験している場合は、どんな影響を受けてしまうのか、心配な部分もあります。 |