信じられないような本当の話とは、まさにこのこと。本作は、オリンピック候補だったスキー選手モリー・ブルームが、怪我で引退した後、26歳でセレブを顧客とした高額ポーカーの経営者になった実話がベースとなっています。トップアスリートから、法律スレスレのポーカー経営者への転身は、ギャップがあり過ぎて驚きますが、大胆さが必要という意味では、スキー選手の素質、度胸が働いたのかなと思いました。同時に、違法賭博でFBIに逮捕されても、顧客の名前は絶対に明かさない姿勢は、スポーツマンシップに通じるものを感じ、どんなにかけ離れた世界にいても、ブレないモリーのキャラクターに共感できました。モリーはコロラド大学を首席で卒業した後、ロースクールを卒業し、ゆくゆくは会社を設立しようと考えていたと描かれていて、とても頭がキレる人物。スポーツ選手だけで終わるにはもともともったいない人材でしたが、裏の世界で手強い人物を相手にしても切り抜ける様子が爽快で、ジェシカ・チャステイン演じるモリーはすごくカッコ良いです。セクシーな衣装もたくさん着こなしているのでぜひチェックしてください。 |
実話をベースにした人間ドラマで、ハラハラドキドキする展開も満載なので、見応えはバッチリ。ジェシカ・チャステインが演じるモリーは、女性の共感を得るのはもちろん、ポーカー、賭博、裏社会…と、男性の興味も引く内容なので、デートで観るのもありだと思います。ロマンチックなムードになれるシーンはあまりありませんが、逆にそういう空気になりたくない映画デートには、ちょうど良いと思います。 |
大人向けの内容で、キッズにはまだ難しいと思いますが、高校生以上ならついていけるのではと思います。元トップアスリートの驚きの転身を描いていて、セレブ、お金というキーワードもキャッチーなので、入り込み易い内容ではあります。上映時間が140分と長めですが、テンポが良く、内容が濃いので、それほど長く感じないと思います。映画を観慣れてきたティーンは観てみてください。 |