女性はやはり愛されたい生き物だということがよくわかる作品でした。簡単に言ってしまえば美容整形できれいになる女性の物語ですが、その裏に女性ならではの「愛への執着」が描かれていて、物語が進むにつれてドロドロとしていくのがおもしろかったです。正直なところ高岡早紀がしていたおブスな特殊メイクは微妙だなと思いましたが、ヌードシーンがあったり学生時代の主人公も自らが演じるという体当たりぶりには女優魂を見せつけられました。しかも整形後に映る体のラインが想像以上に美しくてこれには本当に驚かされました。
この映画を男性が観ると「女って怖い」と思いそうですが、女性が観ると主人公の和子に共感できる部分が少なからずあると思います。それに本作では女性だけでなく男性キャラクターの浮気の心情なども描かれているので、男女ともにリアルな現実を突きつけられる映画です。ぜひ鑑賞してその男女の本質に触れてみてはいかがでしょう? |
デートには向いてないですね(笑)。初々しいカップルは特に避けて欲しいと思います。けれど、お互いが自立していて信頼関係が成り立っているカップルであれば一緒に観ても問題ないのかも知れません。もしデートで観るのであればベッドシーンがあったり、ややドロドロしていることを踏まえて観るようにしてください。できれば一人か同性同士で観た方が異性の本質をこっそり観ることができておもしろいと思います。 |
R15指定なのでキッズは観てはいけません。高校生ティーンは長めのベッドシーンなどもあるので大人になってから観ることをおすすめします。精神的に大人なティーンであれば、主人公の高校時代から大人にかけてという時間の経過で描かれている部分に注目して、主人公がだんだんと卑屈になっていく様子を反面教師として観ると「何でも周りのせいにしてはいけない」「外見が全てではない」などということが勉強になるでしょう。 |