正式タイトル:もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
2011年6月4日より全国公開
東宝
『マネジメント』そのものは読みましたがかなり内容が難しいので、『もし〜』の原作でどれくらいわかりやすく解説しているのかわかりませんが、映画を観る限りすごくコアな部分だけを取り入れているのでどんな人でもわかりやすいと思いました。ただこの映画を観てドラッカーの『マネジメント』に書かれていることを網羅できるわけではありません。その辺の期待は別として青春映画を楽しむのであれば良い内容だと思います。 共感できた部分は余計なことに脱線せずに、甲子園に行けるのかどうかという目的から軸がぶれなかったことです。監督の改心、ピッチャーの改心、そしてラストにうるっと来ました。これって職業がどんな人でも日常の人間関係に通じるところ。『マネジメント』というテーマに関わらず、誰にでも通じる点があるし、スポーツ映画として楽しめました。 |
学生カップルのデートだけでなく、大人でも楽しめる映画だと思います。高校野球を軸に描かれてはいるものの、どの社会にも通じる内容でわかりやすいし、逆に頭がガチガチになっている大人が観る方が少し柔軟な考えをするきっかけになると思います。ロマンチックになる要素はないですが、さわやかな気分にしてくれる映画です。困難にぶつかっていたり、人間関係で悩んでいる彼を連れて行ってあげると良いですよ。特にスポーツでも仕事でもチームプレイをしている人におすすめです。 |
©2011「もしドラ」製作委員会
2011.5.22 TEXT by Myson