2013年8月10日より全国公開/R-15
アスミック・エース
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ホントにホントに下品でした。でも私、コレ好きです(笑)。いろいろなエピソードがなんの繋がりもなく出てくるのですが、そのなかで自分のお気に入りもあれば、全然笑えないものもありました。一番のお気に入りは、トップに出てくるヒュー・ジャックマンとケイト・ウィンスレット出演のエピソード。バカバカし過ぎるけど、なんか上手に作ってあるなとも思ってしまいました(笑)。そしてこんなに低レベルなストーリーなのに、この2人の演技がうまいんですよね。でもよく笑わずに演じられるなとも思いました。ケイト・ウィンスレットのリアクションがほんとにリアルで観客もきっと同じ気持ちで観ちゃうと思います。あとのエピソードもどれも独創的でよくこんなアホなことを考えるな〜と呆れるのを通り越して尊敬すら感じます。そして、こんなアホな脚本を真面目に演じている豪華俳優陣にも拍手。誇りに思えない映画とは思いますが、たまにはこういうどうでもいいのを演じて気晴らしをしたかったんでしょうね。どれだけ豪華かというと、前述の2人以外にリチャード・ギア、クロエ・グレース・モリッツ、ケイト・ボスワース、ハル・ベリー、ジェラルド・バトラー、ナオミ・ワッツ、エマ・ストーン、テレンス・ハワード、グレッグ・キニア、ユマ・サーマン、デニス・クェイドなど。こんな人気俳優たちがビックリするほどくだらないことをやっているのは見ものです。でも、どうやって映画化まで持ちこたえたのか、ホントに不思議です。 とにかくそういう意味で好奇心をかき立てる映画ですが、常識人や冗談が通じない人、下ネタが苦手な人は観ないほうが良いですよ。不愉快になるだけです(笑)。 |
デートで観てもオーケーなわけないですね。それはそれは下品です。日本人はいくらギャグ映画とは言え、ここまでのおふざけはやらないでしょうね。性癖や人に言えない趣味の話などたくさん出てきますが、それを笑えるほど今の日本はオープンになっているのか、この映画がヒットするかしないかでわかるかも知れません。試しにお互いにどんな反応をするかデートで一緒に観てみても良いですが、ちょっとでも相手にその気がありそうと感づいていながらも見ない振りをしておきたい人は一緒に行くのはやめておきましょう。これを機に変態ブレイクしてみたい人は、観終わった勢いでカミングアウトしちゃいましょう!? |
R-15なので、キッズは観られませんが一生観なくても困らないし、何も損することはありません(笑)。世の中を自然に知っていく前にこんな映画を先に観たら、世の中ド変態ばっかりだと思い込んでしまいそうなので、観られないことを感謝しましょう。高校生以上は観られますが、ごく一部の大人の度を超えたおふざけということは理解しておきましょう。この映画のせいで、子どもたちが世の中の大人に絶望しませんように。 |
© 2013 Relativity Media
2013.8.9 TEXT by Myson