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（左記ジャケットはセル用ブルーレイです／¥3.990税込）
 『40歳の童貞男』のジャド・アバトー監督作。この監督は40歳にこだわりがあるんですかね（笑）？本作では40歳を迎えた女性が、日々の生活のなかで“老い”や“夫婦のマンネリ”に必死で抵抗する姿が描かれています。コメディ色が強いのかと思いきや、クスクスっとくる笑いがあるものの、生活感漂う日常を描き切実でリアルな問題を描いているので自分のことのように観てしまう女性も多いかも知れません。特に夫婦間の問題では、自分の魅力が衰えたのではないかと悩んだり、夫がセクシーに見えなくなってきたり、夫婦を長らく続けてくると陥りがちな日常の問題も多々出てきます。まさに主人公と同じアラフォー女子には特に刺さる内容になっていると思います。 また、注目して欲しいのは主演のレスリー・マン。彼女はジャド・アバトー監督の実嫁ですが、彼女だけでなく実の娘2人も娘役として出演しています。どうりでしっくりきてると思いましたが、父が描く世界観にすっぽりと母娘がハマっているのはさすがです。共演陣もなかなか豪華でミーガン･フォックスやアルバート・ブルックス、ジョン・リスゴー、ジェイソン･シーゲルなども出ています。気合いを入れて観るというよりは、優雅なお休みの日に落ちついたムードで楽しんで、自分の人生もちょっと振り返りながら観て欲しい一作です。 |
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2013.8.7 TEXT by Myson
