期待以上におもしろくて、ヨギとブーブーが相当可愛いです。熊であるだけに人間のように道具や材料は満足に揃えられないなかでいろいろなものを使ってあらゆる仕掛けや飛行機などを作ってしまうので、「どんだけすごい熊やねん!」っていうツッコミを入れたくなりますが、むしろ人間よりすごいって話ですよね。なぜこの二匹だけがたまたましゃべれるのかとか設定へのツッコミは野暮なのでしませんが、その二匹と普通にしゃべっている人間も笑えます。あと、ブーブーが大事に飼っている亀がいるんですが、まさかの展開に驚きです。「言葉を話す変な熊がいる」→「その公園が経営難」→次の展開は大体読めそうですが、一ひねりありましたね。これはやられました。ある意味、まさかの結末でした(笑)。 観る前は失敬にも3Dにするほどなのか〜とちょっと舐めてかかっていましたが、映像がすごく綺麗で3D感が意外にありました。奥行きが感じられて、実写の人間と2匹の熊が自然に映像のなかで交流していたように思えて、違和感はなかったです。3D押ししすぎず、でもしっかり作られている感がして好感が持てました。 吹き替えで観たのですが、字幕版のオリジナルボイスキャストのバージョン(ダン・エイクロイドとジャスティン・ティンバーレイク)も観たかったですが、吹き替えのノリも良かったですよ。 |
いかにもファミリー映画ですが、大人が観ても楽しめます。童心に戻った気持ちでヨギとブーブーのお弁当泥棒ぶりや森林公園の復活作戦を楽しみましょう。ハイブリッドな熊2匹に驚きつつ、ツッコミを入れつつ、気楽に観られます。80分と上映時間も短いので、歩き疲れたあとや、ちょっとした休憩をしたいときに、観るのも良いと思いますよ。 |
© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2011.3.13 TEXT by Myson