2012年12月15日より全国公開
東宝
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ドラマ版は観ていませんでしたが、問題なく楽しめました。正直なところ妖怪人間の3人が人間と心が通っていくというところについてもう少し深く描いて欲しかったです。けれど、鈴木福くんが演じるベロが人間の女の子に初恋をしまうところはかわいいですし、北村一輝が演じる夏目刑事とその家族が登場するところでは、人を見た目で判断せずに内面を見て判断しようというメッセージに共感できました。 本作は妖怪人間3人以外のキャラクターが個性的で、特に柄本明が演じる“名前の無い男”が妖怪人間とはまた違った怖さと不気味さがあり印象に残りました。それにこのキャラクターが放つ独特の雰囲気や話す内容も不気味だったので、余計に怖く感じたのかも知れません。とはいえ登場する妖怪人間たちはみんな心優しいキャラクターが多く、ホラーのような怖さはないので安心して観ることができました。映画版オリジナルの妖怪人間の登場でハラハラするシーンもあったり、事件に関する因果関係もあるので気楽に楽しめる作品です。 |
デートで観ても大丈夫ですが、その日にムードのあるデートがしたいのであれば雰囲気を壊してしまう可能性があるのでやめておくことをおすすめします。また、映画好きのカップルにとっては予想通りの展開に物足りなくなる可能性が大きいです。アニメ版を知っているカップルは実写に違和感を感じるかも知れませんが、映画を観終わったあとにあえてその感想を言い合うのはおもしろいと思います。 |
©ADK/2012「映画 妖怪人間ベム」製作委員会
2012.12.12 TEXT by Shamy