2013年3月30日より全国順次公開/R-18
ミモザフィルムズ、スティクティングタマゴトーキョー
公式サイト 予告編
怖い!エロティック・スリラーというジャンルになってはいたものの、油断してました。製作国がノルウェー、デンマーク、スウェーデンなのですが、北欧独特の雰囲気なのか、寒々しい空気感が映像から伝わってきて、それと薄暗い部屋などの演出も相まってとても不気味です。キャラクターも皆不気味で、主人公ヨーンの隣人、その他の人々全員が訳ありに見えて、何が起こるかわからない展開に最初から最後までドキドキします。途中で痛さの描写が激しいシーンも出てきて、そこはビジュアル的にも怖いですが、全体的には「不可解さ」が心理的怖さの一番の要因となっていると感じました。ノルウェーでは17年ぶりとなるR-18指定となったそうですが、主人公を演じたクリストファー・ヨーネルは、本作でノルウェーのアカデミー賞ことアマンダ賞を受賞したとのことですが、この映画のこのインパクトなら納得です。 |
デートで観てはいけませんね。内容がとってもクレイジーです。ネタバレするので具体的には書きませんが、これを観てグッタリする人や、逆に内心刺激されてしまう人が極まれにいると思いますが、どちらにしても困りますよね。心理的に怖い映画なのですが、一部ビジュアル的にも痛いシーンがあり、かなりリアルです。でも観終わった後に誰かと話したくなる内容でもあるので、女子同士で観るのが良いと思います。 |
そもそもR-18なので、18歳未満の方は観られませんが、ギリギリ観られるお年頃のティーンに関しても、これはちょっと刺激が強すぎるのではと思います。お子さんの理解力に寄るだろうとは思いますが、人間の心の闇を過激に描いた作品なので、こういう世界観を一つの概念として客観的に理解するには、もうちょっと大人になってからの方が良いと思います。 |
2013.3.28 TEXT by Myson