2014年8月29日より全国公開/PG-12
東宝東和
公式サイト
クールな映画なのかなと思って観始めたら、最後はどえらい方向へ行ってしまった本作(笑)。私は途中から本作のテンションが“そっち”に行ってしまう気配を感じて「リュック・ベッソン、のびのび作ったんだね」と微笑ましく鑑賞しましたが、観る人の期待度に寄っては大きく好き嫌いが分かれてしまうかも知れません。それにしても人の想像力ってすごいと思いました。脳を100%使えるようになった人間がどんなことができるのかという描写は、こちらの想像をはるかに超えていました。「それ、脳と関係なくない?」ってツッコミを入れたくなる衝動は否めませんが、こればっかりはSFなので真相がわからないだけにナシとも言えません(ほぼナシと思ってますが・笑)。まあでも、主演スカーレット・ヨハンソン、共演にモーガン・フリーマン、チェ・ミンシクがいるだけでそこそこのクオリティには見えます。おそらく本作は設定やストーリーの部分だけ、シックリいくかいかないかという問題な気がします。「私も一度能100%使ってみたいな〜」なんて想像しながら気楽に観てもらうのが良いと思います。 |
セクシーダイナマイト、スカヨハ主演とは言え、イヤらしいシーンなどはほぼありませんのでそういう気まずさはないですが、急に銃でズドンと人が殺されたり、ナイフでぐさりと手を刺したりするシーンは出てくるのでそういうのだけでも苦手という方を誘うときには予めその旨を伝えておいた方が良いかも知れません。「脳の機能の話」と聞くと小難しいように思えるかも知れませんが、細かいことは気にせずやりたい放題進んでいくストーリーなので、どんな人でも大丈夫だと思います。デートムービーとして特にオススメというわけでもないですが、観てもオーケーだと思います。 |
キッズにはちょっと激しいアクションシーンが出てきます。ティーンは普通に楽しめると思いますが、キッズは洋画も観始めているタイプで小学校高学年以上なら観ても大丈夫でしょう。大人は難癖をつけたくなる部分がありますが、逆に小学生くらいのキッズの方が素直にこのストーリーを受け入れて楽しめるかも知れませんね。 |
関連記事:
■TJE Selection イイ男セレクション/モーガン・フリーマン
■TJE Selection イイ男セレクション/チェ・ミンシク
©2014 Universal Pictures
2014.8.20 TEXT by Myson