レニー・クラヴィッツとリサ・ボネットの娘、ゾーイ・クラヴィッツが主演。正直なところ、ストーリーがオーソドックスで、クライマックスでは、ロキシーのキャラクター設定が急変し、「アレレレレ?」となりますが、3分の2はラブストーリー、ラスト3分の1はアクション映画だと思って、あまり深く考えずに観たほうが楽しめると思います。本作は、ゾーイのいろいろな表情を楽しめる、ゾーイのための作品と言っても良い内容です。でも、エミール・ハーシュ、エモリー・コーエンも出演しているので、役者の演技を楽しむという観方もあるでしょう。2人は兄弟役ですが、エモリーのほうが実年齢は年下なのに、兄役をやっているのも興味深いので、そういう点にもご注目ください。 |
前半はじれったい恋を描いていて、ロマンチックなシーンがあり、ラストはアクション満載なので、男女それぞれに楽しめる要素があります。内容がとてもシンプルで観やすく、鑑賞後は作品について語るも語らないもどちらでも良さそうなタイプの映画なので、気を使う事もなさそう。でも、ツッコミどころはあるので、細かいところを気にしすぎる人と観るのはやめたほうが良いですね。 |
R-15なので15歳以下の人は観られませんが、ロキシーというキャラクターは、可愛さもあり、アクションもカッコイイので、高校生には観やすいと思います。ただ、ラストのアクションには痛々しいシーンも含まれるので、アクション入門者は少し覚悟して観てください。 |