トム・クルーズがミュージカルってどんなだろと思いましたが、初のミュージカルということで、歌のレッスンを頑張ったみたいですね。1日5時間、週5日のボイス・トレーニングを受けていたそうです。と、ここまでの努力はさすがだなと思いますが、歌に関しては正直なところ抜群にうまかったかというと、そりゃあ他のキャストと比べれば…という感じで、普通でした(笑)。でも、トム・クルーズの良さはどんな役も全力でやるってことですよね。今回のロック・スターの役はかなり笑えました。二枚目役にとどまらずこういう役にも挑むトム・クルーズは好きです。今作では主役ではないですが、やっぱり彼がこの役で出ているかどうかで、だいぶ興味は変わります。あと、素晴らしかったのはキャサリン・ゼタ=ジョーンズ。彼女はミュージカル映画『シカゴ』での演技も見事でしたが、今回は歌と踊りだけでなく、癖のあるユーモアなキャラで楽しませてくれます。
ミュージカルに抵抗がある方も多いかも知れませんが、音楽に疎い私でも聞いたことがある曲がたくさん出てくるし、楽しむ意味でツッコミ甲斐があるシーンも多く、楽しいです。ぜひ皆さんも本作で“ロック”してみてください。 |
デートで観ても楽しいと思います。ロックに詳しくなくても楽しめるし、ロックに詳しければより楽しめると思います。片方だけが熱くなりすぎるとちょっと面倒くさいかも知れませんが、映画を観ているときくらい、一緒にロックしちゃおうぜ(笑)。でも、曲名はわからなくても聞いたことがあるなと思える曲が結構あります。 あと、いろんな意味で笑える、ツッコミどころのあるシーンがあるので、きっと楽しい雰囲気になれると思います。今日のデートのテンションを上げたいなと思ったら観ると良いでしょう。 |