2016年8月6日より全国公開
東宝
公式サイト
すごく素敵な物語で、主人公は辛い現実を突きつけられつつも、幸せになっていくので、希望と元気をたくさんもらえました。猫が文字を読み書きするというキャラクター設定が何よりも驚きましたが、書いている文字が超キレイなのにもビックリでした。タイトルにある“イッパイアッテナ”という言葉には何か意味があるのだろうとは思っていましたが、想像以上に深い意味があり、児童文学とは言え、大人にとっても見応えを感じました。いや、児童文学ほど、シンプルに伝わってくる哲学が詰まっていると言った方が正しいかも知れませんね。キャラクター達もとても可愛いし、質感が伝わってくる精密なアニメーションによって、より親近感が湧きました。猫達の物語とは言え、人間も負けてられないと思うほど、心に響く秀作です。 |
子ども向け映画と思いきや、大人でも十分に楽しめる作品です。相手が猫好きなら喜んで一緒に観てくれそうだし、特別猫好きじゃなくても、キャラクター達がとても可愛くて愛嬌があるので、すんなり感情移入できると思います。観終わったら、ペットの話をするも良し、子どもの頃に読んで思い出に残っている本について語るも良し、チャレンジできていない夢を語るも良し、観る人の視点によって、話題もいろいろ湧いてくるストーリーです。 |
キッズやティーンの皆さんには、ぜひ観て欲しい作品です。本作は、ひょんなことから飼い主の元を離れてしまったルドルフが、野良猫のイッパイアッテナと出会い、成長していく冒険物語。猫達の日常には“生きていく力”がみなぎっていて、人間でも学ぶべきヒントがたくさん隠されています。辛い事があっても、現実を受け入れて、前に進むルドルフとイッパイアッテナの姿から、元気と勇気をいっぱいもらってください。 |
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©2016「ルドルフとイッパイアッテナ」製作委員会
2016.8.3 TEXT by Myson