2011年10月1日より全国公開
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人間の脳は普段20%しか使われていないけれど、それを100%に活性化する薬を入手し、劇的な変化を体験した主人公エディ。まず映像がとてもおもしろく、その様子をうまく表現しています。薬の効果は一時的で、エディはだんだん常用していってしまうのですが、最強になったときの描写ですごくわかる〜と思ったのが、脳がアクション映画のシーンを記憶から導き出して、それを応用できるようになっていて、実際に薬を飲んだエディが強くなっているという描写。自分もアクション映画で強い主人公の蹴りとかパンチとか身のこなしとかを観た後は、自分でもやってみたらできるんじゃないかと思ったり、イメージトレーニングのように頭の中で描いてみると、もし何者かに襲われたときに倒せるんじゃないかと思ってしまうことがあるんですよね(笑) 。あと、アイデアを思いついたときに止めどなく出てきてメモをたくさん残したり、日常でたまに脳がやけに働きが良いときを実感することがあるので、このストーリーもなかなかリアルに感じて観ることができました。 ロバート・デ・ニーロが演じるキレ者を相手にするシーンは最後まで頭脳線になるのですが、ラストはあれ?と思わせるトリックがあり、最後の最後まで楽しめます。 それとおもしろかったのが、ブラッドリー・クーパーの変貌ですね。昔はしがない小説家だったというのを表すシーンではほんとにもっさい!髪型でこんなに変わるもんだな〜とビックリしました。そして最後の方も、パキッとした頭になってるんですが、これも笑えました。 とにかく、ストーリーや映像がよくできている作品でとても楽しめました。映画好き女子に特に観て欲しい一作です。 |
特別デート向きというわけではないですが、ストーリーがおもしろいし、映像が変わった演出なので、映画好きカップルに特におすすめです。終わりの方でちょっとだけ気持ち悪いシーンがあるので、あまり映画を見慣れていない人で、血がかなり苦手な人はやめておいた方が良いかも知れません。残酷というよりも想像を膨らまして観ると「オエッ」となるシーンなんですけどね。それ以外は誰が観ても問題ないし、楽しめると思います。 |
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2011.9.18 TEXT by Myson