LOOPER／ルーパー

すごくおもしろかったです！タイムトラベル系の映画はたくさんありますが、その特性を活かしたストーリーで、設定がシンプルなのでややこしいと感じることもなく、すんなりストーリーに入っていけました。資料によると、このシンプルな設定は監督が意図したことだそうで、その狙い通りになっていましたが、だからこそあらゆる伏線が活かされて、終始飽きることがありませんでした『LOOPER』というタイトルも多くを物語っていて、結末もお見事です。
あと、この作品はやっぱり役者がみどころです。ジョセフ・ゴードン＝レヴィットが演じている主人公、若い頃のジョーはどこか悲しげな雰囲気でキュンとしてしまいます（笑）。彼は近未来的なスタイルが似合うなと本作でも思いましたが、やや不自然な眉毛に注目です。絶対に描いていると思うのですが、この時代のおしゃれなのでしょうか（笑）。そして、ブルース・ウィリスの安定感もやはり欠かせません。殺し屋の物語といえどもターゲットを始末するシーンはあまりアクションがなく、逆に主人公が逃亡するシーンなどにアクションシーンが盛り込まれていますが、ブルース・ウィリス健在という感じで安心して観られます。2012年から2013年にかけて注目作に出演が目白押しのエミリー・ブラントも出演していて、華があります。
SFアクションにとどまらず、愛に溢れた物語なので、映画好き女子必見です！