TOP > 映画批評TOP > 映画批評ラ行 > HERE

ラブ＆ドラッグ

2011年11月19日全国公開
エスピーオー
公式サイト　予告編

原作は『全米セールスNo.1に輝いた＜バイアグラ＞セールスマン涙と笑いの奮闘記』で、実在する人物の話となると、主人公のモデルの人に会ってみたくなります。アン・ハサウェイが演じている役柄はこの映画で加えられた人物のようですが、実話に恋愛をプラスすることでより話がドラマチックになっているんでしょうね（この時点で原作を読んでいないので比較できてませんが）。
で、主人公ジェイミーを演じるのはジェイク・ギレンホール。彼は以前から注目している俳優ですが、今回のようなコミカルな役ってこれまであまりなかったような気がします。でも、チャラ男ぶりがすごくうまくて、でも内面は良い奴っていうのが彼のイメージにぴったりきてました。そして前から思ってましたが、ジェイクってなぜか色っぽいですよね？目つきかな？優しい感じはするけど、男らしいセクシーさを醸し出す彼ですが、本作の役ではその雰囲気がフルで効いてます。体型も締まってて脱ぐと結構良い身体（笑）。そして彼のセクシーさに負けないアン・ハサウェイ。彼女もかわいくて快活なイメージがあるのにセクシーさもある。脱ぎっぷりも良く、今回もバンバン胸をさらけだしてます（汗）。でも、こんな2人の共演はただいやらしいわけではなく、ベッドシーンではセクシーに、それ以外のところではコミカルだったり、エモーショナルだったり…。2人の演技力があるからでしょうね。
そしてこのお話。見た目はラブコメですが、結構感動もありで、自分にコンプレックスや、問題を抱えていた2人が、ありのままの自分を受け入れて進んでいく物語です。最後はほろっときちゃいますが、女子が好きな結末であると思います。ぜひ、女子にも、世の素直になれない、なんちゃってチャラ男くんたちにも観て欲しい作品です。

ラブ＆ドラッグ

バイアグラのセールスマンのお話だし、結構下ネタも出てくるので、中学生以下には大きな声で進められないですが、内容はカラッとしていて、感動もあって良い映画です。ラフな関係を持つことで楽をしようとしている主人公とその彼女マギーは、実は2人とも不器用さん。だから、素直になれないけれど、運命の人に出会ったと思えて今つきあっている人は一緒に観に行くと自分たちを客観視できて良いのではないでしょうか？あと、強がってなかなか男性に頼れない人も女子もいますから、そういう女子は自分の鏡として、アン・ハサウェイが演じるマギーを彼氏に見せてみても良いかも知れません。ベッドシーンは多いので、そういうシーンでもぎくしゃくならない人はぜひデートで観に行って欲しい内容です。

2011.9.27　TEXT by Myson