2010年10月9日より全国公開
東北新社
公式サイト
主人公のJPが本当に純情で、ワルに見えて実はイイ奴という…中学校や高校時代までは比較的女子にウケるタイプだと思います(笑)。あれ?今の子のあいだではそうではない?ま、それは置いといて、とにかくわかりやすい映画で恥ずかしいほどに“純情”が詰まった映画です。さらに3DやCGが流行するこの時代に敢えて手描きにこだわっている点もなんだか作り手の純情さを感じました。作画10万枚を4年間にわたって作り、製作期間全体でいうと7年間もかかっている本作。いろいろな名作映画へのオマージュと思えるシーンも多数盛り込まれていて、映画好きな大人にも楽しめて、純情さをまだ持っている青少年にも楽しめる映画なんじゃないかと思います。正直なところ、途中のソノシーの部屋のシーンやラストは男の理想を詰め込んだという感じで、個人的には呆れ笑いをしてしまいましたが、ほかの女子の皆さんはどう感じるか知りたいところです。 |
中学校、高校生カップルにおすすめですかね。つきあう直前のカップルだとなおさら良いかも知れません。この映画の恋愛要素は、恋愛関係の過程で1番おもしろいときのドキドキ感があるんです。両思いかわからないけど可能性もありそうで…っていうあのドキドキです。主人公たちは大人なんですがあまりにもJPが純情なので、やることなすこと、「こういうの学生時代にあったような」…って感覚を大人だったら思い出すかも知れません。優しい女子ならそんなJPの行動に好感を持つと思います。もしこんなこと私もやってみて欲しいわ〜とか、こんなくらい一筋に思って欲しいわ〜なんて思って欲しい女子は、ぜひ彼を連れて行ってみてはいかがでしょうか? |
©2010 石井克人・GASTONIA・MADHOUSE/REDLINE委員会
2010.8.15 TEXT by Myson