2016年6月4日より全国公開
ギャガ
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今年(2016年)生誕90周年を迎え、イギリス史上最高齢、最長在位の君主であるエリザベス女王がまだ王女で19歳だった頃の体験をもとに描いたストーリー。1945年5月8日、ヨーロッパ戦勝記念日を祝うため、エリザベスは父である国王ジョージ6世の許しを得て、王宮の外で一夜を過ごします。映画を一通り観ると、どこまで実話を基にしているのかすごく気になる内容なのですが、スキャンダラスかつ素敵な体験が描かれています。王道のプリンセス・ストーリーは、不遇な人生を送る少女がひょんなことから恵まれた世界に入るという方向で描かれますが、まさにこれはその逆。プリンセスたちが窮屈な生活から一時解放され、庶民に紛れて自由を謳歌し、ときにスリリングな体験をするというものです。なのでプリンセス・ストーリーを観終わったら現実に戻って愕然とするということはなく、逆に日々の幸せの有り難みを実感できます。「プリンセスって大変。やっぱり一般庶民が良いわ」と思える展開は、サバサバした女子も楽しめるプリンセス・ストーリーです。とはいえ、可愛くてロマンチックなシーンもちゃんとありますから、プリンセス大好き女子にもオススメですよ。サラ・ガドンが演じるエリザベス王女もすごく可愛いし、ベル・パウリーが演じるマーガレット王女もすごくチャーミングで良い味を出しています。ジャック・レイナーが演じる、エリザベス王女の“冒険”のお相手もやんちゃ坊主で魅力的。ぜひ、俳優陣にもご注目を。 |
デートのムードを盛り上げてくれる素敵なプリンセス・ストーリー。エリザベス王女の体験をもとに描かれているだけあって、観て気まずくなるようなシーンもありません。ただのプリンセス・ストーリーなら、男子は退屈することもあるかも知れませんが、今年生誕90年を迎えるエリザベス女王が19歳の頃の実話をベースにしているという情報を伝えた上で誘ったら、男子も少し興味を持ってくれるのではないでしょうか。 |
王や女王にまつわる史実を描いた映画は難しそうだなと思っていた人も、実在の王女の1日だけを描いた作品なら、ちょっと興味がわきませんか?これは、今年で90歳という長寿のエリザベスが女王がまだ王女で19歳だった頃の体験を描いています。よくあるプリンセス・ストーリーは、庶民目線から描かれていますが、これは王女の視点から描いていて、庶民の生活がいかに自由で幸せか、客観視できます。視点を変えると自分達の世界が全く違って見えるのが実感できて、視野を広げてくれる作品です。 |
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2016.5.25 TEXT by Myson