2010年10月16日より全国公開
セテラ・インターナショナル
公式サイト
親子ほどの年の差カップル。年上が男だった場合はそうでもない気がするのですが、女が年上の場合ってやっぱり無理をするのは女である気がします。中年でもなお美しすぎるミシェル・ファイファーが演じるレアは、男の扱いには慣れているはずでずっと冷静な面を保ち続け、リードしているように見えます。でも、ある段階でお互いが本気の愛を認めた瞬間からそれが崩れ始めます。…というか、もう気を張る、気取るのをやめて、彼に体当たりしていったといった感じですが、そうなったらいきなり男は自分が彼女に抱いていた理想像を語ります。そんなシーンを観て正直なところ「この男、卑怯だ〜!」と思ってしまいましたが、何が…っていうのはご自分の目で確かめてください。とにかく、「年上のイイ女への憧れ」って両思いの場合はありがた迷惑かも知れないですね。でも、こういう女性からすればそんなダメな男だから母性をくすぐられるのかも知れないし、お互い様なのかな〜。とにかく、本当の愛なんて信じていなかった二人が愛を知るという意味では素敵な恋愛映画だと思います。 |
ベテラン高級娼婦と美しい青年のラブストーリーとは言え、露骨なラブシーンはありません。そして娼婦と言っても、この映画舞台となる時代の超高級娼婦は知性と教養も持ったセレブだったようで、女性が侮辱されるようなシーンもありません。カップルで観ても大丈夫そうですが、敢えてカップルで行かなくても…とも思います。同じような境遇の年の差カップル(女性が年上の場合)に関しては一緒には観ない方が良いでしょう。特に女性側が現実を突きつけられて余計なことを考えてしまったり、自信をなくすかも知れません。女性同士、一人鑑賞が向いてそうな作品です。 |
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2010.9.30 TEXT by Myson