『蜜の味〜A Taste Of Honey〜』
2012年3月28日リリース
レンタル同時(左記ジャケットはセル用ブルーレイBOXです)
©2012フジテレビ
もうドッロドロで楽しいです(笑)。日本のドラマはあまり観ない方ですが、こういうドロドロのドラマは観てしまいます(笑)。恋愛になると盲目になってしまうとはまさにこのことですが、二人の違ったタイプの美しい女子が、醜い姿をバンバン披露しています。
まず菅野美穂が演じる彩という女性。学歴が高く、仕事場でも優秀で将来有望なプライド高き美女なのですが、今まで自分に手に入れられなかったものはないという自信と執着とともに、ARATAが演じる雅人を離すまいと必死。始めは余裕をぶっこいて雅人をアゴで扱っている感じですが(笑)、ライバルが現れた途端に豹変するのが笑えます。そして色仕掛けならぬエロ仕掛けが大胆で「欧米人か!」とつっこみたくなるほどなのですが、邦画としてはちょっと新鮮です。さらに女性の鬼の形相、何か良からぬことを企んでいる顔が相当怖いんですが、菅野美穂がとてもリアルに演じていて上手いなと思いました。日常でこういう顔に自分がなることがないように気をつけようと思いました(笑)。そして、榮倉奈々が演じる雅人の姪、直子は純朴な田舎者なのですが、叔父である雅人に恋してしまうという常識外れな子で困ったもんです。ある意味、こっちの方が厄介な子で、恋愛的視点で観察すると、悪気がないのがさらに相手にしにくいところだなとつくづく思いました。どっちにしてもこの女子2人相当怖いっす。
本作は、普通の三角関係ではなく、1人が姪であるということが相手の女性の憎悪を増し、複雑な物語になっていてそこがおもしろいです。あり得ないストーリーではありますが、どうせドロドロするならこれくらい醜い話の方が見応えがあります。刺激が欲しい人はぜひ! |
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2012.3.25 TEXT by Myson |