ファースト・シーズン
2015年4月8日発売&レンタル中
(左記はレンタル用DVDジャケット)
©2015 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
石油業で財を成してきた一族の権力、財産争いを描いた本作は、1970年代後半に大ヒットしたドラマのリメイクです。オープニング曲には、そんなオリジナル版の時代や、テキサス的なムードが漂いますが、本作の時代設定は現代なので、違和感なくこの世界観に入り込めます。ジョシュ・ヘンダーソンが演じるジョン・ロスはユーイング家を牛耳ろうとする強欲な長男J.R.の息子で、ジェシー・メトカーフが演じるクリストファーは、ユーイング家の家族の絆を取り戻そうとする優しい三男ボビーの養子。ユーイング家を継ぐ、この2人の青年の恋愛模様とお家騒動に翻弄され葛藤する姿を描いています。善悪の構図がわかりやすく、ここまでドロドロした愛憎劇は他にないと思えるほどに、悪役は性格が悪いので、ボビーとクリストファーの親子を応援したくなるのですが、観ているうちに、J.R.とジョン・ロスにも感情移入してしまう部分が出てくるよう、うまくキャラクター設定ができていて、だからこそ引き込まれます。家族間の泥沼の争いも激しいですが、対抗する他の一族の存在もあって、ほっとできる展開はほんの少ししかありません。なので、ドロドロ劇が大好きな人にはうってつけ。毎回ドギマギが止まらないし、あらゆる策略を目にしていると、観ているこっちまで性格が悪くなりそうです(笑)。1話目を観て、すぐにハマったのですが、続きが気になる展開でいつも終わるので、1シーズンをあっという間に観てしまいました。既にシーズン2を鑑賞中ですが、争いがもっと過激になり、若者達の人間関係ももっと複雑化するので、まだまだ目が離せません!
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【Amazon.co.jp限定】 DALLAS/ダラス スキャンダラス・シティ〈ファースト・シーズン〉(5枚組) [DVD] |
2016.11.25 TEXT by Myson |
セカンド・シーズン
2015年11月3日発売&レンタル中
(左記はレンタル用DVDジャケット)
©2015 Warner Bros. entertainment Inc. All rights reserved.
ファースト・シーズンは、ユーイング家内の争いに焦点が当てられてきましたが、セカンド・シーズンで一族の争いは一旦決着が見えつつ、新たな敵として、バーンズ家とライランド家が登場し、さらに泥沼化。クリフ・バーンズと娘のパメラも強敵ですが、ライランド家の母と息子(ユーイング家アンの元夫)も強烈なキャラクターで、それぞれの家族内で秘密や不和を抱えていて、ドラマはさらに盛り上がっていきます。ドロドロしたドラマが苦手な人にとっては、相当どぎついと思いますが、好物な人にとっては、こんなに濃厚なドロドロ劇はワクワクします。一方、敵が増えるばかりではなく、味方だったはずの人も怪しい展開になってきたり、敵だと思っていた人が味方になったり、まだまだ予測不能な展開が続きそう。ネタバレするので言えませんが、今シーズンでは爆弾を抱えた新たな登場人物がいて、皆が知らぬ間にいろいろと物事を複雑にしていきます。
今シーズンでジョン・ロスをだんだん好きになっていましたが、まだ本性が見え切れておらず、次のシーズンはどんな展開なの想像できない展開で終わったので、早く観たい衝動に駆られます。
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【Amazon.co.jp限定】 DALLAS/ダラス スキャンダラス・シティ〈セカンド・シーズン〉(8枚組) [DVD] |
2017.3.10 TEXT by Myson |
サード・シーズン
個人的にむちゃくちゃハマっていたのですが、シーズン3で終了とは寂しいです。少々中途半端な終わり方をするので、不完全燃焼な部分はありますが、今シーズンで描かれていたゴタゴタについては一応決着がつくし、ドロドロな人間ドラマはとても見応えがありました。性悪なキャラクターがたくさん出る本シリーズですが、当然ながらそのキャラクターにも善の部分はあり、善と悪とで葛藤する姿は、共感できます。もちろん、善人が悪に傾いてしまうということもあるので、人間関係がめまぐるしく変わり、観ていて飽きません。必要悪なのかなと考えさせられる要素もありますが、とにかく良い意味で人間臭いドラマと言えます。キャラクターの顔面偏差値はトータル的に高いと思うので、その点でも楽しめる要素がありますよ。 |
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2018.2.23 TEXT by Myson |