シーズン1
2014年1月8日リリース
レンタル同時(左記ジャケットはセル用です)
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『HEROES/ヒーローズ』の製作者ティム・クリングと、『24-TWENTY FOUR-』キーファー・サザーランドがタッグを組んだテレビドラマ界待望の本作。今回キーファーは、無言症の息子を持つ父親役で、シーズン1に関しては、アクション要素は少なく、サスペンスの要素が強い内容になっています。
息子のジェイクは数字に関して天才以上とも言える特殊な能力を持っており、ジェイクが示す数字を頼りに、キーファーが演じるマーティンが次々と世界中の人々を救います。“世界中の”と言っても個人レベルなので程よい規模感がリアルさを感じさせます。一方でグラウンド・ストーリーとしては、ジェイクの特殊能力を悪用しようとする組織が彼を狙っていて、彼と似たような能力を持つアメリアという少女の消息も謎となり、だんだんとジェイクとアメリアにまつわる物語に軸がシフトされていきます。
シーズン1の前半はジェイクが示す数字が人を幸せにするという1話完結に近いストーリー展開で、数字がいかに神秘的かを表現し、それはそれで面白かったのですが、やはりこれがずっと続くと飽きるかもしれません。でも、後半でだんだんとジェイクとアメリアの物語になりグラウンド・ストーリーが盛り上がってきたので、個人的な好みとしてはこういう展開になってくれた方が興味が湧きました。ジェイクを演じているクリクリヘアのデヴィッド・マズーズがとってもかわいくて、ずっと無言で演じていますがとても演技が上手です。頭がスーパーコンピュータ並みに良い少年という雰囲気にもとても合っていて、彼の今後の子役としての活躍ぶりにも期待が持てます。キーファーの父親ぶりもなかなか良い感じで、この親子の関係性の変化もこのドラマのみどころです。とりあえずシーズン1はまだまだ続きが観たいと思わせるラストです。 |
公式サイト TOUCH/タッチ DVDコレクターズBOX1 TOUCH/タッチ DVDコレクターズBOX2
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2013.12.24 TEXT by Myson |
シーズン2
シーズン2はキーファー・サザーランドお得意のアクション要素がかなり増え、シーズン1とは種類の違うスリリングな展開が待っています。前半の物語の軸は「アメリア救出」なので、彼女の居場所をいかにしてつかむか、つかんだ後はどうするのかというところでジェイクが示す数字が大きな意味を持ちます。そして後半はジェイクやアメリアのような能力を持つ人たちの宿命、世界はどう秩序を保っているかなどに焦点が当てられていきます。アクションが多くなることに抵抗を感じる方もいるかも知れませんが、キーファー・サザーランドが演じるマーティンの活躍と同時に、息子ジェイクの活躍ぶりも同時に増してくるので私は思ったほど気になりませんでした。マーティンがやけに銃の扱いがうまい理由なんかもそれなりにつじつまが合うようにキャラクター設定をしているので意外に違和感なく観られます。一言も話さないジェイクにもかなり大きな変化が現れるので、ちょっとした彼の喜怒哀楽が見えると嬉しかったり、なんだか親心で観てしまいました。連続ドラマは次のシーズンがあるのかないのかわからないまま作られて話が途中のまま打ち切りということもありますが、本作は今シーズンでスッキリと終わります。これ以上続くといろいろと脱線しそうなので、ちょうどこれくらいで終わるのが良かったのではないでしょうか。好みは分かれるかも知れませんが、シーズン1に比べて2の方が続きを観たくさせる展開は多かったという印象です。2シーズンくらいなら観やすいので、ぜひご覧ください。 |
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2014.2.27 TEXT by Myson |