上京時期は皆さんそれぞれですが、一番多い時期(=学校卒業時期)の3月に上京することを想定して、準備手順をご紹介していきます。 まず上京のための予算を把握しておきましょう。
ツイート基本的にかかる費用を想定すると、
■敷金・礼金/家賃(数ヶ月分払う必要がある場合も)/仲介手数料
■引っ越し代と移動交通費
■初期の生活費(収入が入ってくるまでの)
上記が基本的に考えられます。細かい内訳は後述しますが、最低限50万円くらいは貯めて用意しておいた方が良いと思います。
地域に寄りますが、都心に近い地域で女性の一人暮らしにある程度適した条件の部屋の家賃は6〜7万円(間取りワンルームを想定)。敷金・礼金・仲介手数料を含め初期費用は半年分として40万円前後はかかると思っておいた方が良いでしょう。引っ越し代はコンパクトに済んで2万円前後。ただし単身用の安いパックを選んでも、あとから荷物が増えて追加料金で高くなったりすることもあります。荷物をしっかり整理してから見積もりを取りましょう。
それでは生活費はどうでしょう?仮に生活費(食費含む/携帯電話料は別)は贅沢をしなければ4~5万くらい。就職ではなく、アルバイトをしながら夢を追いかけるというような方なら、食費を削るために「まかない付の飲食店」で働くのも一つの手です。あとは自炊をする方が節約できます。ただ、上京初期に関しては、職(アルバイト)が決まるまでは収入がなく出費だけになるので、1ヶ月分は用意する必要があるでしょう。前述の内容をもとに考えると、家賃が7万くらいと想定して毎月の生活費(必要最低限)は大体12万くらいはかかるということになります。ここで注意しなければならないのが、携帯電話代は入れていないし、部屋を借りた地域から就職先、アルバイト先、または専門学校など通う必要がある場所までの交通費は入れていないことです。上京したてで寂しい時期は携帯電話を使うことも多いかも知れません。いつもより少し多めに見積もって予算に追加して考えておきましょう。また家賃が安くても交通費が高いと無意味です。バランスを考えて地域を選ぶのも必要です。
あともう一つ。家電などを揃える必要がある場合はもっとかかります。冷蔵庫が付いているワンルームはありますが、テレビ、洗濯機や電子レンジなどは買う必要があります。コインランドリーが近くにある場合は利用するのも手ですが、防犯上おすすめしません。なぜなら勝手に第三者に洗濯物を見られてしまった場合、女性の一人暮らしとわかってしまったり、下着を盗まれるなどの被害がないとは限りません。コインランドリーに付きっきりも大変なので、やはり自宅で洗濯できる方が良いでしょう。節約術としては、東京に来てからリサイクルショップで安い中古を買うという手もあります。
電子レンジやトースターに関しても、リサイクルショップで中古を買うと安く済むかも知れません。ちなみに私はトースターを500円で買いました。探せば状態が良く安いものがあります。
あとはテレビ。今ではパソコンにチューナーを差すなどで地上波放送を見ることができるし、新たに購入するのであればテレビを観られるものを買うこともできます。自分の使い勝手で考えて用意しましょう。
ほかには食器やタオルなどの日用品も用意しなければいけません。家から持って行くのが一番良いですが、買う必要がある場合は上京予算に入れておくのを忘れずに。
皆さんの上京が楽しくて輝けるものになりますように…。
TEXT by マイソン 2010.8.7