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親の思い、子どもの本音…親子で観たい『ヒックとドラゴン』
本作はイギリスの作家、クレシッダ・コーンウェルによる児童文学シリーズを原作とした壮大なスケールのファンタジー・アドベンチャー。バーク島に住むバイキングの族長の息子でありながら、バイキングというにはあまりにもか細く優しい心を持った少年ヒックと、島の仲間たちが、これまでバイキングたちの敵とされてきたドラゴンたちと共生しながら成長していく姿を描いた物語です。
2010年に公開された映画『ヒックとドラゴン』では、ヒックがトゥースというドラゴンと出会い、尾翼を怪我して飛べずにいたトゥースを助けたことで友情が芽生え、敵としてではなく友としてドラゴンと共生するために奮闘する姿が描かれていました。少年とドラゴンの友情の物語としても楽しめますが、屈強なバイキングの族長である父と、父とは正反対とも言えるキャラクターの息子のそれぞれの葛藤が描かれたこの物語は、大人も心を打たれる感動作です。
2013年3月24日(日)より日本初放送されるTV シリーズ『ヒックとドラゴン〜バーク島の冒険〜』は、2010年に公開された映画『ヒックとドラゴン』の続編として楽しめる内容で、映画と同じくドリームワークスのスタッフが手がけています。また、2014年以降に続編映画の制作も予定されています。 ツイート
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TV シリーズ
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ぜひ親子で観て欲しい物語
長年にわたりドラゴンと戦ってきたバイキング族の族長である父ストイックと、その息子ヒック。映画1作目では、父ストイックはヒックに対する期待も大きく、族長の息子として強い男になるようにと厳しく接し、ヒックはその期待に応えようとしつつもうまくいかない状況が描かれていました。でも、ヒックがドラゴンのトゥースと出会ったことで、ヒックは自分にしかできない使命を感じます。彼は父のように強さで解決するのではなく、彼のやり方でドラゴンとの問題を解決しようとします。方法は違えど、大きなピンチから島を救ったヒックは、その後どういうリーダーになるのかがTVシリーズで描かれています。父と息子の物語、そして少年がリーダーになり、大人になっていく物語。ぜひ親子でご覧ください。
ヒックや仲間たちの声を演じるのは、フレッシュな若手声優たち
タレントや俳優としては活躍しつつも、声優初挑戦の方が多くキャスティングされた本作。映画のキャストと同じ方が本TVシリーズでも演じているとのことです。映画のアフレコ収録は1人ずつ行われるそうですが、TVの収録は登場人物が揃ってセリフを撮るそうで、マイクが前にあるのに、話す人の方を向いてしまって声が遠くなったり、収録スタート時は慣れないこともあり、現場は大変だったそうです。でも、初めてのことに一生懸命取り組んだ若手声優さんたちのお話は、ヒックたちのドラゴンたちとの共生に取り組む姿と通じるものがありますね。
2013.3.22 TEXT by Myson