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『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』PG-12 2015年10月1日より全国公開 © 2014 PM/IN Finance. LLC. |
『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』 |
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不穏な事件のニュースばかりが飛び交う、1981年のニューヨーク。オイルカンパニーを一代で築いた移民のアベル・モラレスは、さらなる成長を遂げようと、事業拡大のために新たな土地購入を計画し、全財産を投じて、賭けに出ます。同じ頃、アベルの会社のトラックが運搬中に狙われ、積荷のオイルごと盗まれる事件が多発。運転手は怪我を負ったり、恐怖心で精神的に弱り働けなくなったり、窮地に追いやられます。不幸にもそれに重ねて、企業犯罪の疑惑がかけられるという大ピンチに。そんな状況を妻のアナも黙ってみていたわけではないのですが…。 |
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アベルは、クリーンなビジネスを信条にしてきた経営者です。周囲がいかなる汚い手を使っても、その流れに呑み込まれることなく、自身のポリシーを貫きながら、成功者となったわけですが、彼の成功を妬む人物が出てきます。銃で脅されて、オイルを盗まれても、自社の運転手には武装させないと決めているアベル。彼には彼なりの作戦があるのですが、周囲は恐怖に怯えて、アベルの方針を素直に聞ける状態ではありません。社内の不安と不満を抑えるだけでも苦労していたアベルですが、会社経営に携わっていた妻アナも、会社だけでなく家族を守らなくてはいけない立場として、それを黙って見ているわけにはいきません。 |
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TEXT by Myson