今回は、台湾ドラマ『Love Cheque〜恋の小切手〜』で主人公のツンデレ社長を演じたジョージ・フーさんにお話を聞きました。インタビュー前に行われたイベントでは、他県だけでなく海外からもファンの方が駆けつけるほどの人気ぶりが伺え、怪我の回復中とのことでしたが、にこやかにファン・サービスをしていてとても爽やかな方でした。
PROFILE
ジョージ・フー(胡宇威)は、1982年7月24日、アメリカ、ニューヨーク生まれ。2005年にドラマ『屋頂上的緑宝石』でデビュー。歌手としても活躍しており武虎将のメンバーでありつつ、2015年3月にはソロとしてミニアルバムをリリースし、台北ではソロLIVEも行った。本作では主題歌を担当している。主な出演作は、『風中家族 Where the Wind Settles』や、大ヒットドラマ『蘭陵王』『夏の協奏曲〜Summer Fever〜』『Love Around〜恋するロミオとジュリエット』など。
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マイソン:
今回演じたホー・ブーファンは何でも3分以内に解決しようとする「三分男」ですが、ジョージさんが日常で「これは3分で済ませるべきだ」と思うことはありますか?
ジョージ・フーさん:
喧嘩とか口論は3分以内で片付くと良いですよね。あと、女の子のハートを虜にするのも3分以内にできたら良いな。
マイソン:
ハハハハ、できてると思います(笑)。
ジョージ・フーさん:
アリガトウゴザイマス(笑)。
マイソン:
冒頭のシーンで、ブーファンはマンマンに、30歳までに結婚できなかったら自分が結婚してあげると約束していましたが、台湾では30歳が結婚適齢期なのでしょうか?
ジョージ・フーさん:
一般的にはわかりませんが、私の周りでは平均的に24、25歳で結婚している人が多いです。僕自身は28歳で結婚しようと思っていたけど、結婚せずに今に至っています。
マイソン:
なるほど〜。日本では働く女性が増えて30歳くらいが適齢期な気がするんですが、今のお話では若く結婚する方も多いイメージですね。
ジョージ・フーさん:
年齢も良し悪しですよね。例えば高校のときの恋人と若くして結婚するのもアリだけど、共生していくとはどういうことなのかがわかってないうちに結婚すると、やっぱりいろいろ問題は出てくるでしょうね。男女間の関係や、そこから出てくるいろいろな問題をどう対処したらわからないうちに結婚しちゃうと、それもちょっと問題だなと思います。逆にある程度の年齢に達してしまうと、仕事でもそれなりの重責を負うようになるから、結婚に対する気概もなくなってきたりするかも知れないし、どっちも良し悪しですよね。周囲を見ているといろいろな側面が見えてきます。
マイソン:
では、「何歳までに結婚したい」と考える女性についてどう思いますか?
ジョージ・フーさん:
何歳までにという目標を掲げて、それに向けて頑張っていくのは大いに結構だと思います。それより早く結婚できれば万々歳だし。ただ何歳までに結婚したいという年を過ぎると、結婚への情熱がどんどん消えていって、他に力が注がれていくようになっちゃうんじゃないかな。でもそれもひょっとしたら一種の逃避なのかも知れないですね。心理学の話になってきましたけど(笑)。ちょっと直視しなくなるというか、ブロックがかかるからそうなるんじゃないかな。
マイソン:
じゃあ、抵抗しないうちに結婚したほうが良いってことですかね?
ジョージ・フーさん:
あんまり気をそらさないように。
マイソン:
そうですね。では少し話が変わりますが、日本では数年前から、冷たいと思ったら優しくしたりという、ツンデレなキャラクターが流行っています。今回のブーファンはまさにツンデレタイプですが、男性目線で、女性をくどくテクニックとして有効だと思いますか?
ジョージ・フーさん:
相手が「あれ?あれ?」と求めてくるので、冷たくするのも一つの技かも知れませんが、ツンとデレのバランスなんだと思います。でも、無理な場合ももちろんあるので、そういうときは相手の女の子から歩み寄らなきゃいけないし、もっと自信を持つべきです。女の子はもっと自分から積極的に歩み寄るべきだし、寄りかかるべきだと思います。
マイソン:
では日本の男子にもアドバイスをお願いします。
ジョージ・フーさん:
さじ加減が大事です。あんまり引き過ぎると向こうも冷めちゃうし、「この子は良い子だから直球で行って良い」って安心するのも向こうが怖がって引いちゃうから、それはやめた方が良いですよね。その中間くらいがちょうど良くって、釣りに例えると、エサをぶら下げてクイックイックイとちょっとずつ引くんですよ。そうすると追いかけてくるというか、引き過ぎず押し過ぎず、良いさじ加減でアプローチすると良いんじゃないでしょうか。女の子もそうですよ(笑)。
マイソン:
ハハハハ、アドバイスありがとうございました!
ほかに、観たことがある日本の映画やドラマについて聞いてみたら、『半沢直樹』は台湾でも放映されて、大人気だったそうです。「倍返し」という言葉(中国語)は台湾でも流行っていたようですよ(笑)。来る来るとファンに言い続けて、やっと来日が叶った今回でしたが、日本に来られて本当に嬉しいと語っていました。今後の日本での人気も期待できそうです。
2016年2月14日取材&TEXT by Myson
DVD好評レンタル&発売中
監督:呉蒙恩
出演:胡宇威(ジョージ・フー)/袁艾菲(ユアン・アイフェイ)/謝坤達(シェ・クンダー)/趙杰(ジェット・チャオ)/是元介(ジェイ・シー)、翁滋蔓(ウェン・ズーマン)/張本渝(ジェシー・チャン)
アスミック・エース
何でも3分以内に解決することをモットーにしているコンサルタントの何不凡(ホー・ブーファン)は、ある男に恋人の徐曼曼(シュー・マンマン)へ別れを告げる代行を頼まれる。突然の別れを見知らぬ男に一方的に告げられた徐曼曼は何不凡に泣きすがり、「30歳になっても結婚できなかったらオレが嫁に迎える」と書いた“小切手”を渋々渡し、何不凡はその場を去る。そして数年後、偶然にも再会した何不凡と徐曼曼は、思わぬ展開に呑み込まれていく。
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