このコーナーでは、結婚や妻としての生活などを描いた映画をご紹介していきます。結婚への憧れもあれば、絶望もある?未婚者も既婚者も、隣の夫婦事情は気になりますよね?
「羨ましい」と思ってお手本にしたり、「うちの方がマシ」と自分を慰めたり、結婚する前によく考え直したり、逆にマリッジブルーを吹き飛ばしたり…。
結婚、離婚、夫婦生活…人間模様がよく見えるジャンルでおもしろいです。
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2012年2月22日DVD発売 |
『デスパレートな妻たち シーズン6』
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彼女たちを見ているとホッとする、どこか共感してしまう愛すべきキャラクターたち
ガブリエル 一見自己中心的だが、自分に正直に生きているという視点で考えると見習うべき。ずる賢く振る舞うが、自分が思っているより行動にわかりやすく出るので、そのトリックはばれてしまう。そんなときは愛嬌でごまかせるのが彼女の強み。実は若い頃に苦労をしたので人に弱みを見せるのが苦手だが、根はとても優しい。 |
スーザン おっちょこちょいで家事が苦手。一人目の夫カールには浮気をされ離婚をして、しっかり者の娘ジュリーに支えられて生きてきた。どちらが親かわからないほど頼りないように見えるが母の愛情は人一倍強い。恋愛体質で学生時代からずっと今までに独り身だった時期がほとんどない。何事にも体当たりで挑むのは見習うべきところ。 |
ブリー 完璧主義者で隙がないように見えて、家族のことではかなり苦労している。完璧を求めるあまりに子どもたちには反感をかっている部分も。誰からも手本にされるような生き方をしようとしていながら、窮地に立たされたときにはがらっと毒気が増し大胆に。でも一度恨んだ相手でも許そうとする寛大さを持つ。 |
リネット 亭主の操縦にとても長けている。ブリーとは違ったタイプだが窮地に立たされたときには手段を選ばない。重役級の地位につくほどのキャリアを持っているだけあって、頭がキレて機転が利き、家でも主導権を握っている。だが夫や家族をすごく愛していて、ときには家族のために犠牲になることも。 |
誰のどんな姿を見ても、自分にとっての生き方を振り返ることができる
シーズン1から通してレギュラー出演している上記4人のほかに、イーディ、キャサリンなど、さまざまなタイプの女性が登場する本作。シーズンごとにも楽しめますが、やはりシーズン1から観賞して、彼女たちの苦労や成長を観てもらえると格段に楽しめます。
それぞれのキャラクターも最初は1つの突出した特徴や考え方をもった設定でしたが、いろいろなことを経験するなかで考え方も変化していきます。きっと観る方は「私はブリータイプ」「私はリネットに近いかな」などと、自分を投影しながら観ると思いますが、彼女たちの変化を観るうちに自分の生活や将来にもまだまだ広がりが出てくるであろうという可能性を見いだせるはずです。
「つらいのは自分だけじゃない」という視点で観るのも良し、「あら、大変ね」と笑うも良し、「自分はこういう状況だけど、キャラクターの1人と似てるから客観視したい」と参考にしても良し、あらゆる楽しみ方ができるのが本作の魅力の1つでもあります。ぜひ、シーズン1から楽しんでください!
『デスパレートな妻たち』シリーズ
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シーズンごとに大きな災難が降りかかる本作。シーズン6でも新しい隣人が登場します。かつて自殺事件があった家だと言うのにそれを知っても気にする様子もなく、というよりも、もっと重大な秘密を持っていそうなアンジー、ニック、ダニエルの一家。引っ越してきて間もなく、スーザンの娘ジュリーが襲われ、その容疑は息子ダニーにかけられるが、真相はそんなに簡単なはずはなく、さらなる波乱の予感!
デスパレートな妻たち シーズン6 COMPLETE BOX [DVD]
2011.3.17 TEXT by Myson