日常でも男子を観察する機会はありますが、相手をじっくり知るまでとなると、家族、友達、同僚、彼氏、夫…と対象が限られます。でも、映画のなかに出てくる男子なら、観察対象は無限です。そのキャラクターが実在の人物をモデルにしてても、オリジナルのキャラクターでも、人間が考え出した像ですから、何かしら実体験が反映されているはずです。
目の前の男子だけを見て、「男とはこうである」と判断してはいけません。良い男子を見抜いて射止めるのも、ダメな男子をつかんで妥協するもしないも、観察データがある方が良いはず。
映画はそんなことにも役立つんです。
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『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』2010年7月3日全国公開
監督:トッド・フィリップス 2日後に結婚するダグは、悪友のフィル、スチュ、義弟のアランとラスベガスへ。男だけのバチェラーパーティ(結婚前夜祭)で独身最後の夜を満喫しようと思った彼らは、高級ホテルのスイートで酒を飲みバカ騒ぎ。だが翌朝目覚めると、ダグの姿はなく、代わりに一頭の虎と謎の赤ちゃんが部屋に残されていた。残った3人の男たちは昨日の記憶が全くないまま、結婚式までに花ムコを捜そうと翻弄するが…。 |
記憶がなくなるほど飲んで、おまけに結婚式まで台無しにしてしまうかもしれない事態に陥る男たち。男っていつまで経ってもガキンチョだね〜と呆れる女子がいるかも知れないが、イラッとしないで、かわいいと思えるくらいの余裕を感じたら女性として○。もし、日常でも、彼女の立場で普段自分が見ている姿と違う…なんてショックを受けるなら、たぶんどんな人と付き合ってももたない。
「ただその場を楽しむために何も考えずにバカをやる」なんて男子には当たり前。こんなとこだけ見て、男を判断するのは観察不足。彼にも日常と非日常があることをわかった上で“大丈夫な男”かどうかを判断しよう。
ダグ(ジャスティン・バーサ) |
フィル(ブラッドリー・クーパー) ちょい悪ぶってるけど、ただの照れ屋か、素直になれず強がっているだけなのか…。こんな性格を女子がめんどくさいと思うか、「私が心を開いてあげよう」と思うか。動物に例えると、人見知りの野良犬。 |
スチュ(エド・ヘルムス) 大体は「良い人」で終わるタイプ。つきあっても尻に敷かれやすく、女子にとっては操りやすいが、うっぷんを溜める可能性大なので爆発したときに修復困難なタイプ。 |
アラン(ザック・ガリフィアナキス) つきあうイメージが全くわかない。宇宙人みたいに話や感覚が合わないが、ほっておけない迷惑な人。相当面倒見の良い女性がちょっとだけと面倒をみていたら知らない間に10年一緒にいた…というような展開しか想像できない。 |
マイク・タイソン(本人) 「試合相手の耳咬みちぎった人だよね〜」という印象がやはり抜けないので、おちおち一緒にはいられない。虎を飼っちゃうワイルドさはやはりスター。野心のある女子には良かったりして。 |
『ハングオーバー!?史上最低の泥酔ナイト』
2010.5.21 TEXT by Myson