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“男の妄想は叶った方が良い?叶えるにはどうする?”を考える
男子たちの夢“裸にエプロン”を映画のなかで実現してくれた『鬼灯さん家のアネキ』。今回、ヒロインのアネキを演じた谷桃子さんと今泉力哉監督に、ズバリ“裸にエプロン”ってどうなのか聞いてみました。
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『鬼灯さん家のアネキ』
2015年2月18日ブルーレイ&DVDリリース(レンタル同時)
監督:今泉力哉
出演:谷桃子/前野朋哉/佐藤かよ/川村ゆきえ/古崎瞳/岡山天音/葉山レイコ/水澤紳吾/モト冬樹
発売元:KADOKAWA 角川書店 販売元:ポニーキャニオン
童貞男子高校生の鬼灯吾朗は、母を突然亡くし、母の再婚相手の娘で、血の繋がらない姉ハルと暮らしている。セクシーで可愛いハルが仕掛けてくるちょっとエッチな悪戯に毎日悩まされる吾朗だったが、実はハルのことが大好き。だが、ハルは吾朗の心配をよそにグラビアの仕事をすると言い出し…。
©2014「鬼灯さん家のアネキ」製作委員会
“ちょっとエッチな悪戯”男子から女子へどうおねだりすべき?
マイソン:
まず監督は、この原作を読んだときにどう思われましたか?今泉力哉監督:
これどこまでやるんだろうって(笑)。エロもですけど、鼻血とか撮る?みたいな(笑)。ただ読み進んでいくと、ただのちょっとエッチな漫画ではなく、人間ドラマの部分がおもしろかったので、そういう感じでやれたらなと思いました。マイソン:
谷さんは、原作と脚本を読んでどう思われましたか?谷桃子さん:
まず最初に原作を読ませて頂いて、そのあとに脚本を読ませて頂いたんですけど、ハルが血の繋がらない吾朗ちゃんを振り回しているところと、内心は喜んでいる吾朗ちゃんがハルを大好きな気持ちとか、ストーリー展開がものすごくおもしろくて、そこを楽しみにしていました。マイソン:
漫画を先に読んでから脚本を読んで、ホッとした部分と逆に「えー!」みたいな部分はありましたか?谷桃子さん:
ハハハハハ(笑)!原作には、吾朗ちゃんのベッドの布団をめくったらハルが裸で寝ているっていうシーンがあって、これはどうしようって、ちょっと動揺しましたね(笑)。今泉力哉監督:
原作はガンガン脱いでいますからね(笑)。谷桃子さん:
脱いでますよね。お風呂もたくさん一緒に入っていたり(笑)。その4コマをどう表現するのかなっていう楽しみもありました。マイソン:
お姉さんが仕掛ける数々のエッチな悪戯のなかで、男性目線と女性目線で、裸にエプロンってどう思いますか?エッチな悪戯の例としてもよく出てきますが、監督はもちろんお仕事で現場にいらっしゃるわけですが、やっぱり…(笑)。今泉力哉監督:
いや〜、リアルにこれをされたら引くんじゃないですか?谷桃子さん:
裸にエプロンって、男性の一生の夢じゃないですか。でも実際に「それをやったことがありますか?」って聞いたら、皆やったことがないって言うんですよ。あ、そういうもんなんだって(笑)。今泉力哉監督:
えっ、あります?谷桃子さん:
私は今のところないです(笑)。アハハハハ!今泉力哉監督:
今のところはね(笑)。マイソン:
私の知人に、奥さんがやってくれたっていう人がいましたよ(笑)。谷桃子さん:
うそー!!今泉力哉監督:
それはちゃんと仲が良いんですか?マイソン:
仲が良かったんですけど、結局別れちゃいました。今泉力哉監督:
ほらほらほら!ほらね(笑)。谷桃子さん:
えー!!そういうこと!?途中で刺激がなくなってしまうんですかね。今泉力哉監督:
一生懸命にそんなのやってたらね、裸エプロンを越えるものはなくなってしまいますよね。谷桃子さん:
なくなっちゃったんだ(笑)。全員:
ハハハハハ!マイソン:
映画のなかで描かれる分には良いのかなと思いつつ…。じゃあ、思わずこのシーンはこだわりましたというところはどこですか?今泉力哉監督:
キスするシーンとか、あの辺から展開が変わってくるのでじっくり撮りましたね。谷桃子さん:
キーポイントですね。キスのところは。マイソン:
谷さんは逆にやっていくうちに、ちょっと男性心理がわかってきたとか、吾朗役の前野さんがリアルに反応しているのを見て、男子はこういうの喜ぶんだとか、意外に難しいなと思ったシーンはありますか?谷桃子さん:
ドキドキするっていう面では、キスをしようとして寸前で止めるところとか、これはたぶん女性も男性もお互いキュンキュンポイントだと思うんですよ。男性目線だと、やっぱりお尻とか胸がプルプルさせるところはたまらないんじゃないかなって思いますけどね。マイソン:
どちらかというとそういうエッチなシーンでは笑わせて、ドキドキさせたいシーンでは心を動かすみたいなところなんですかね?今泉力哉監督:
そうかも知れないですね。キスだったり、今言っていたキスを寸前で止めたりとか、そういうのは思いましたね。マイソン:
逆に谷さんは、男子がこういうことをやって欲しいって言ってきたら、どんなお願いの仕方だったらやってあげようと思いますか?弟とかじゃなくても恋愛対象の男性だった場合。谷桃子さん:
ツンケンせずに、素直に頼んで欲しいです。マイソン:
なるほど、じゃあ素直にちゃんとテンション高く「お願〜い!」て言ってきて、やってあげたら「ワーイ!」みたいな反応が良いですか(笑)?谷桃子さん:
そう。素直にリアクションをしてくれたら、もう何でもやっちゃう!全員:
ハハハハハハ!マイソン:
じゃあ言い出しづらかったらこの映画一緒に観てとか。今泉力哉監督:
一緒に観て(笑)?!マイソン:
ちょっとあれやってとか(笑)。谷桃子さん:
それもアリですよね。朝起きたら二段ベッドから…とか、お弁当に真っ赤なTバックが入っていたりしますから(笑)。今泉力哉監督:
まあ迷惑がかからない程度ならおもしろいかも知れないですね。きっかけになればね。というわけで、今回は男性目線、女性目線でお話を聞くことができました。男子の皆さん、かなり参考になる部分がありましたよね(笑)?「当たって砕けろ」で彼女や奥さんにおねだりしてみてください。ぜひ、その際は参考に本作のブルーレイ、DVDをどうぞ!
谷桃子
1984年9月9日生まれ、茨城県出身。グラビアアイドルとして活躍する傍ら、『ゴットタン』などのバラエティでタレントとしても活躍。さらに女優として、2008年『ALLDAYS 二丁目の朝日』で映画デビュー。その後も『映画版ふたりエッチ セカンド・キッス』『梅ちゃん先生』に出演した。平成26年度川崎競馬イメージキャラクターとして起用されたことも話題となる。
今泉力哉監督
1981年生まれ、福島県出身。2010年、『たまの映画』で商業映画監督デビュー。2012年、モト冬樹主演の恋愛群像劇『こっぴどい猫』がトランシルヴァニア国際映画祭最優秀監督賞を受賞したほか、多くの海外映画祭で上映された。TVドラマ『イロドリヒムラ』(監督・犬童一心)への脚本参加や、本田翼、オダギリジョー出演の『午前3時の無法地帯』で山下敦弘監督と共同監督するなど、活動の場を広げている。2013年には『サッドティー』が第26回東京国際映画祭に正式出品された。
2014.12.15 取材&TEXT by Myson