2014年9月6日より全国順次公開
KADOKAWA、SPOTTED PRODUCTIONS
公式サイト
タイトルからしてなんとなくエッチな要素がありそうだなと思いましたが、やはりエロかったです(笑)。何がエロいかというと見えそうで見えないくらいに脱いでいる点なんですよね。とはいえ女子目線でエロいというよりは、男子が好きなエロだなと思いながら観ました。裸にエプロンとか超わかりやすいんですよね(笑)。前半はそんな感じでとにかく鬼灯家の姉が弟相手にエロを全開にしているシーンが満載なのですが、なぜそんなにエロいことを弟にしているのかというのが、この物語の軸となる部分で、後半は徐々に人間ドラマに移行していきます。最後まで観てみると「そうだったのか」とちょっとだけ納得しそうになるのですが、よくよく考えると「やっぱり可笑しいですよ!」という結論に私は至りました(笑)。本作は男子にとってのファンタジーだと思いますが、女子としては男子の気持ちを疑似体験するつもりで観るとおもしろいのではないでしょうか。 |
母は亡くなり、父は仕事柄長期不在が多いため、姉と弟だけで暮らす一家の姉がなぜか弟をエロ全開で楽しませようとしている不思議な光景を描く本作。観ればその真相はわかるし、ベースは人間ドラマなのですが、敢えてデートで観る内容ではないし、特に初デートやウブなカップルのデートには向いていません。デートで一緒に観たとして、隣で男子が悶々としだしたら女子は複雑な気分になるでしょうし、男子にとっても女子と観るより一人で観るか男子同士で観る方が気楽に楽しめると思います。 |
ティーンにはちょうど良いというのも変ですが、エロシーンは肝心なところは見えそうで見えない程度なので、女性に興味津々なお年頃の男子にはある意味健全に楽しめる作品です。キッズには少々刺激が強く鼻血レベルだと思うので、もうちょっと大きくなってから観ましょう。 |
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2014.9.3 TEXT by Myson