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『はじまりのうた』
2015年10月7日ブルーレイ&
DVDリリース
2015年8月5日部活実施
ポニーキャニオン社内にて
鑑賞会&座談会
公式サイト 作品詳細
映画批評&デート向き映画判定
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今回はキーラ・ナイトレイ主演、彼氏と別れボロボロになった女子の復活劇を描いた『はじまりのうた』を鑑賞。『アベンジャーズ』シリーズでハルク役を演じるマーク・ラファロや、人気ロックバンド“マルーン5”のアダム・レヴィーンも出演しており、人間ドラマと共に音楽も楽しめる作品となっています。そんな魅力たっぷりの本作について女子トークしました!
※一部、ネタバレする箇所があります。
マイソン:まず感想をお願いします。
Aさん:冒頭からわりと暗めの曲で始まりましたが、私はその曲も良いなって思いました。彼とのことがあって落ち込んでいて、ボソボソとつぶやくような歌声でしたが、すごく彼女の気持ちが伝わってきました。レコーディング回数を重ねる度に、曲ごとにどんどん人が加わり、収録場所もいろいろあって「さっきのアレンジも良かったけどこっちも良いな」ってずっと歌を楽しみながら観ました。
Bさん:私も音楽はすごく楽しく聴けました。内容的にはもっとドロドロした展開を想像していましたが、失恋した主人公が意外とサッと気持ちを切り替えていたので女性って強いなと思いました。でも彼女が彼の浮気を確信するシーンは、すぐには理解できませんでした(苦笑)。
マイソン:彼女はすごく鋭く察して、表情が急に変わりましたよね(笑)。あのシーンは、女性目線で観ると滑稽ですが、男性が観たらすごくみじめな気持ちになるかも知れませんね。
Cさん:歌詞もすごく心に響きましたし、いろいろな意味で感動して泣けました。グレタ(キーラ・ナイトレイ)にとっては自分の感情を表現するのが歌で、もし彼女がずっと一人だったら彼女のなかだけで完結してしまっていたものを、ダン(マーク・ラファロ)が引き出してくれて、だからこそ彼女も変わって、また違うハーモニーが生まれたんだと思いました。
Dさん:キーラ・ナイトレイがこんなに歌が上手いとはビックリしました。グレタが最初のライブシーンで弾き語りをしたときはすごく嫌々で、観ている側にも本当につまらない曲に聴こえました(笑)。やっぱり彼女自身、歌で繋がっていた彼の裏切りがあって、歌に対してあまり積極的になれず、聴かせる気持ちがないから良い歌に聴こえないんだなって思いました。でも、ダンと協力してちゃんと聴かせる形で作ったときは、すごく魅力的に聴こえたので、気持ちの入り方次第でこんなに聴こえ方が変わるんだなって思いました。
Eさん:私は『ONCE ダブリンの街角で』が好きで、同じ監督の作品ということで興味がありましたが、この映画もすごく素敵で大好きです。舞台がブルックリンで、オシャレな服とか生活スタイルが観られるのも良かったです。それに『ONCE〜』にもあった人同士の心の交流の部分が、さらにスケールアップして描かれているのも良かったです。あとは、音楽でだんだんと盛り上がる感じが「わかるわかる、このグルーブ感」って思いました。
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マイソン:誰に共感したり、注目して観ましたか?
Fさん:全体的にはグレタを中心に観ていましたが、友達のスティーヴ(ジェームズ・コーデン)が、どんな気持ちでグレタと接していたのかが気になりました。
マイソン:彼はすごく良いキャラでしたよね。グレタに気があるのか、ただ友達として応援しているだけなのか、どっちかなって思いました(笑)。
※この真相は、特典映像で語られているようです。そちらも要チェック!
Gさん:全体的な人間模様がおもしろかったです。グレタ自身が変わっていくと同時に、周りもどんどんハッピーになっていったのがすごく良かったです。
Bさん:私はダンの家族関係の部分です。両親が上手くいっていないときは、娘の服装や反発的な態度に表れていて、夫婦が仲良くなるに連れて娘も素直になっていくんだなって感じました。ダンもすごく優しい目線で娘のことを見ていて家族愛をすごく感じました。
Dさん:私自身、モノを作る仕事をしているので、グレタたちが曲作りを楽しんでいる様子や、人に曲を聴いてもらって嬉しいっていう気持ちにはすごく共感できました。自分一人で曲を作っているときと、みんなで作るのとでは全然違いますよね。あとはグレタとデイヴ(アダム・レヴィーン)を通して、音楽の芸術性と商業性の部分の対比が観られたのもおもしろかったです。
Cさん:私も人間関係を中心に観ました。一見デイヴが悪く思えますが、正直ちょっと気の毒に思いました(苦笑)。彼も本当は全然悪気がなくて、なんとなく流れに乗ってたまたま近くにいたエキゾチックな美人によろめいたら、彼女に捨てられちゃって可哀想でした(笑)。
マイソン:確かにあれだけ売れたんだし、1回くらいの浮気なら許してやれば良いじゃんって思いますよね(笑)。あの流れはすごくわかりやすい男子の反応で可愛いなって。
マイソン:この作品をどんな人にオススメしますか?
Gさん:音楽好きな人はもちろんですが、音楽に特別興味がなくても人間ドラマの部分を楽しめると思います。結構笑えるシーンもあったので誰でも観られそうです。
Dさん:私は女友達にオススメしたいです。マーク・ラファロがすごくセクシーでしたし、あのセクシーさは男性にはわからないと思います(笑)。だからその辺も含めて女友達同士で観た方がすごく盛り上がりそうな気がします。
Aさん:一人の女性が失恋を吹っ切って新たに始めていく物語なので、カップルで観るよりも一人か友達と一緒に観る方が良いと思います。元気がないときに観たら元気になるだろうし、ふとした出会いから主人公のようになるかも知れないし、何かを変えたいとか明るい未来を信じている人たちに観てもらいたいです。
Fさん:いろいろな解釈があると思いますが、後々の関係に響かない男友達とならフランクな感じで観られると思います。
Cさん:私は敢えてカップルで観るのもアリだと思います。もちろん良好な関係を築いているカップル限定ですが(笑)、主人公たちを反面教師にして「気をつけないとこうなるよ」っていう感覚で観て欲しいです。男女で観る視点も違うと思うので、あのシーンはどう思ったとか話し合ってもおもしろいと思います。
Eさん:幅広い年代の人が楽しめる作品だと思います。舞台がニューヨークで、オシャレな物がたくさん出てくるところは女子が好きそうですよね。ニューヨークに行ったことがある人なら「あそこだ」ってわかる部分も多いので、そういうところも楽しめると思います。
Hさん:大人なテーマですが、若い人にも観て欲しいです。いろいろな可能性が散りばめられていて、人との繋がりが大事っていう部分が描かれているので、若いうちに観ておくのも良いと思います。
マイソン:今は外に出掛けなくてもネットで何でもできる世の中ですが、こうやって実際に人と出会って、一緒に何かをするっていうのは本当に素敵なことですよね!
というわけで今回の座談会も女子トーク全開で盛り上がりました。ネタバレになるので書けませんでしたが、エンディングについても現実的に観た方と映画として割り切って観たという方で意見が分かれていたのもおもしろかったです。ちなみにトーク内容で挙がった皆さんの疑問の一部は、ブルーレイ&DVDの特典を観るとわかる部分もあるそうですよ!
本作は一人の女性を中心とした人間ドラマとしても音楽映画としても楽しめる作品です。ぜひいろいろな角度から楽しんでください。
2015年10月7日ブルーレイ&DVDリリース
監督:ジョン・カーニー
出演:キーラ・ナイトレイ/マーク・ラファロ/アダム・レヴィーン(マルーン 5)/ヘイリー・スタインフェルド/ジェームズ・コーデン/ヤシーン・ベイ/シーロー・グリーン/キャサリン・キーナー
ポニーキャニオン
公式サイト 映画批評&デート向き映画判定
ご購入はこちら
はじまりのうた BEGIN AGAIN [Blu-ray]
はじまりのうた BEGIN AGAIN [DVD]
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ミュージシャンのデイヴと恋人のグレタは、二人で作った曲が映画主題歌に抜擢されメジャーデビューが決定。グレタは彼と共にニューヨークにやってきたが、スターとして彼が忙しくなるなかで、2人の関係はすれ違い、彼の浮気が発覚。失意のなかバーで歌うグレタだったが、そこで偶然居合わせた音楽プロデューサーとの出会いから、徐々に自分らしさを取り戻していく。
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2015.8.5 event