REVIEW

ジョン・ウィック:コンセクエンス【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『ジョン・ウィック:コンセクエンス』キアヌ・リーブス

シリーズ最終話となる本作も、ジョンをはじめ殺し屋達が暴れまくります。3時間弱のシーンにはあらゆるアクションがてんこ盛り!定番のガンアクションはもちろんのこと、今回はまずヌンチャクのシーンが印象に残ります。フツーのヌンチャクを使ったシーンだからこそ逆に斬新(笑)。「今回はヌンチャクを頑張って使うぞ!」という意気込みがヒシヒシと伝わってきます。そして、見どころはドニー・イェンが盲目の凄腕殺し屋ケインを演じている点です。これはドニー・イェンだからこそ出せる味だと思います。吉本新喜劇の寛平ちゃんの杖芸にも通じるところがあり感慨深いです(笑)。あと、今までありそうでなかったのが車道のシーン。カーアクションとはまた違う演出が効いています。さらに、階段のシーンは、観客のジョンを応援したい気持ちをくすぐります。ジョンのうんざりする気持ちがリアルに伝わってきて、観ているこちらも最後の力を振り絞る感覚を共有できるはず。体育会系の方なら部活を思い出しちゃうかも(笑)。
そして、上から全容を映したユニークなカメラワークも印象的です。RPGをやっている感覚が存分に味わえます。本作の前半は、大阪が舞台となっていて、新感覚の大阪の町も見どころです。これぞ“海外の方から見た日本”というおもしろ装飾がいろいろと目に飛び込んできますよ。近未来感のある梅田駅や、電車内のざっくりとした広告もツッコミどころ満載です。一方、パリの名所は美しく映し出されていて、ジョンの有終の美を飾ります。脇を固める新キャラも、ドニー・イェンの他、ビル・スカルスガルド、真田広之など豪華な面々が演じていて、最後を飾るのにふさわしい戦いぶりが観られます。最後は憎いカラクリがありますよ。これは見逃せませんね!

デート向き映画判定
映画『ジョン・ウィック:コンセクエンス』キアヌ・リーブス/ドニー・イェン

相変わらず激しいアクションが繰り広げられ、痛々しいシーンも豊富です。アクションが大好きな2人なら盛り上がること間違いナシですが、誘うなら許容範囲がわかっている相手が良いでしょう。初デートなら、前作を観ているかどうかで誘っても大丈夫か判断するのも良いですね。観終わった後はしゃべりたくなるポイントがたくさんあるので、会話には困らないでしょう。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『ジョン・ウィック:コンセクエンス』キアヌ・リーブス/ローレンス・フィッシュバーン/イアン・マクシェーン

インパクトの強いシリーズなので、本シリーズから洋画アクションにハマる方もいるのではないでしょうか。ぜひ大きなスクリーンで観て欲しい作品なので、これまでR指定で観られなかったけれどやっと15歳になった方はシリーズ最終話となる本作は劇場で観て、迫力を味わってください。観終わった後にいろいろな意味で興奮してしゃべりたくなる内容なので、仲の良い友達と観ることをオススメします。

映画『ジョン・ウィック:コンセクエンス』キアヌ・リーブス/ドニー・イェン/ビル・スカルスガルド/ローレンス・フィッシュバーン/真田広之/リナ・サワヤマ/イアン・マクシェーン

『ジョン・ウィック:コンセクエンス』
2023年9月22日より全国公開
R-15+
ポニーキャニオン
公式サイト

ムビチケ購入はこちら

®, TM & © 2023 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

TEXT by Myson


関連作:“ジョン・ウィック”シリーズ

『ジョン・ウィック』シリーズ1作目

ブルーレイ&DVDレンタル・発売中/デジタル配信中
REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定 来日ジャパンプレミア
Amazon Prime Videoで観る U-NEXTで観る Huluで観る

『ジョン・ウィック:チャプター2』シリーズ2作目

ブルーレイ&DVDレンタル・発売中/デジタル配信中
REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定 来日ジャパンプレミア
Amazon Prime Videoで観る U-NEXTで観る Huluで観る

『ジョン・ウィック:パラベラム』シリーズ3作目

ブルーレイ&DVDレンタル・発売中/デジタル配信中
REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定 来日ジャパンプレミア
Amazon Prime Videoで観る U-NEXTで観る Huluで観る

『ザ・コンチネンタル:ジョン・ウィックの世界から』シリーズ前日譚

海外ドラマ『ザ・コンチネンタル:ジョン・ウィックの世界から』コリン・ウッデル/メル・ギブソン/アヨミデ・アデグン

2023年9月22日よりAmazon Prime Videoにて独占配信開始
Amazon Prime Videoで観る

© Amazon Studios
© 2022 Starz Entertainment, LLC

本ページの情報は2023年9月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『デューン 砂の惑星PART2』ゼンデイヤ ゼンデイヤ【ギャラリー/出演作一覧】

1996年9月1日生まれ。アメリカ出身。

映画『チネチッタで会いましょう』ナンニ・モレッティ/マチュー・アマルリック チネチッタで会いましょう【レビュー】

タイトルに入っている“チネチッタ”とは…

Netflixドラマ『さよならのつづき』有村架純/坂口健太郎 ポッドキャスト【だからワタシ達は映画が好き22】2024年11月後半「気になる映画とオススメ映画」

今回は、2024年11月後半に劇場公開される邦画、洋画、Netflixの最新ドラマについてしゃべっています。

映画『Back to Black エイミーのすべて』マリサ・アベラ Back to Black エイミーのすべて【レビュー】

類稀な才能を持つ歌姫エイミー・ワインハウスは、2011年7月、27歳の若さで逝去…

映画『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』川栄李奈さんインタビュー 『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』川栄李奈さんインタビュー

真面目な公務員と天才詐欺師チームが脱税王との一大バトルを繰り広げるクライムエンタテインメント『アン…

映画『ドリーム・シナリオ』ニコラス・ケイジ ドリーム・シナリオ【レビュー】

ニコラス・ケイジ主演、『ミッドサマー』のアリ・アスターとA24が製作、さらに監督と脚本は『シック・オブ・マイセルフ』のクリストファー・ボルグリと聞けば、観ないわけには…

映画『海の沈黙』菅野恵さんインタビュー 『海の沈黙』菅野恵さんインタビュー

今回は『海の沈黙』であざみ役を演じ、これまでも倉本聰作品に出演してきた菅野恵さんにお話を伺いました。本作で映画初出演を飾った感想や倉本聰作品の魅力について直撃!

映画『六人の嘘つきな大学生』浜辺美波/赤楚衛二/佐野勇斗/山下美月/倉悠貴/西垣匠 六人の嘘つきな大学生【レビュー】

大人になると、新卒の就活なんて、通過点に過ぎないし…

映画『トラップ』ジョシュ・ハートネット ジョシュ・ハートネット【ギャラリー/出演作一覧】

1978年7月21日生まれ。アメリカ、ミネソタ州出身。

映画『ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US』ブレイク・ライブリー ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US【レビュー】

「ふたりで終わらせる」というタイトルがすごく…

部活・イベント

  1. 【ARUARU海ドラDiner】サムライデザート(カップデザート)
  2. 【ARUARU海ドラDiner】トーキョー女子映画部 × Mixalive TOKYO × SHIDAX
  3. 【ARUARU海ドラDiner】サポーター集会:パンチボール(パーティサイズ)
  4. 【ARUARU海ドラDiner】プレオープン
  5. 「ARUARU海ドラDiner」202303トークゲスト集合

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『淪落の人』アンソニー・ウォン/クリセル・コンサンジ 映画好きが推すとっておきの映画を紹介【名作掘り起こし隊】Vol.2

このコーナーでは、映画業界を応援する活動として、埋もれた名作に再び光を当てるべく、正式部員の皆さんから寄せられた名作をご紹介していきます。

映画『聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~』ムロツヨシ 映画好きが推すイイ俳優ランキング【国内40代編】個性部門

個性豊かな俳優が揃うなか、今回はどの俳優が上位にランクインしたのでしょうか?

映画『あまろっく』江口のりこ 映画好きが推すイイ俳優ランキング【国内40代編】演技力部門

40代はベテラン揃いなので甲乙つけがたいなか、どんな結果になったのでしょうか。すでに発表済みの総合や雰囲気部門のランキングとぜひ比較しながらご覧ください。

REVIEW

  1. 映画『チネチッタで会いましょう』ナンニ・モレッティ/マチュー・アマルリック
  2. 映画『Back to Black エイミーのすべて』マリサ・アベラ
  3. 映画『ドリーム・シナリオ』ニコラス・ケイジ
  4. 映画『六人の嘘つきな大学生』浜辺美波/赤楚衛二/佐野勇斗/山下美月/倉悠貴/西垣匠
  5. 映画『ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US』ブレイク・ライブリー

PRESENT

  1. 映画『バグダッド・カフェ 4Kレストア』マリアンネ・ゼーゲブレヒト/CCH・パウンダー
  2. 映画『型破りな教室』エウヘニオ・デルベス
  3. トーキョー女子映画部ロゴ
    プレゼント

PAGE TOP