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06 7月

厚意をひけらかさないキアヌ・リーブスに萌え『ジョン・ウィック:チャプター2』来日ジャパンプレミア

Posted in 未分類 on 06.07.17 by Merlyn

映画『ジョン・ウィック:チャプター2』来日ジャパンプレミア、キアヌ・リーブス映画『ジョン・ウィック:チャプター2』来日ジャパンプレミア、キアヌ・リーブス、チャド・スタエルスキ監督/和田アキ子(ゲスト)

 

本作のPRのため、主演キアヌ・リーブスとチャド・スタエルスキ監督が来日しました。すべてにおいてパワーアップしたシリーズ2作目についてキアヌは「最大の魅力は…。パート、パートが一つになった作品になっているので、ある意味全部が魅力といえる作品だと思います。最高のアクションあり、非常に独特な世界観あり、ユーモアあり、すごくソウルフルです。そして他の作品とは少し違ったテイストもあり、新しくもあり、とにかく楽しい映画です。ぜひお楽しみください」と本作への自信を覗かせました。映画『ジョン・ウィック:チャプター2』来日ジャパンプレミア、チャド・スタエルスキ監督スタエルスキ監督は「2作目はレベルアップするということで、キアヌもレベルアップしなくてはならなかったんです。5ヶ月間みっちり訓練してもらいました。柔術、柔道、サンボ、ガン・フー、カー・フー(ドライビング)、フォーリング(落とされたり)、ファイティング(格闘)をやったけど、それでも彼は生きてるんですよ」と、キアヌのタフさを明かしました。さらに監督は司会から役作りでキアヌに実弾を使ってもらったという真相を問われると、「射撃の練習では、“3GUN”という3種類の銃を使う競技でチャンピオンのタラン・バトラーさんのもと、3ヶ月間、週に4、5日、実弾を使ってトレーニングをしてもらいました。銃を持ったキアヌはかなり様になっているので乞うご期待です」と答えました。

次にキアヌはお気に入りのシーンや難しかったシーンを聞かれ、“Oh, gash. Ok, Ahhhhhhhhhhhhhhh.”とかなり悩んだ末、「とにかく作品が大好きなので、とても難しい質問です」と困りつつ、「まず銃撃シーンは廃墟的な場所で、ピストルやライフルを次々と使って戦うシーンがあるので、お見逃しなく。ということにしておきます」と、一生懸命答えを絞りだしました。適当に返さずになんとか期待に応えようとする姿にすごく優しさがにじみ出ていました。次に監督に、ガン・フー、カー・フー、ナイフを使ったナイ・フーといったアクションのアイデアはどこから生まれるのかという質問が出て、キアヌが「今までの生きてきた時間が、今日の君を作ったんじゃないか」とコメントすると、スタエルスキ監督は「人生というか、私生活がないようなもので、日本のアニメとかは観まくってきたんですが、その影響かも知れませんね」と返しました。

映画『ジョン・ウィック:チャプター2』来日ジャパンプレミア、キアヌ・リーブスそして、司会が「今作の全米大ヒットを受けて、シリーズ3弾の発表がありました!」と声を高らかに公表すると、会場は大きな拍手に包まれました。でもキアヌが「ちょっと待って、ちょっと待って」と制止(笑)。「チャプター3が作られれば良いと思っていますが、それは観客の皆さんにかかっています。2を気に入ってくだされば…」とうまく煽りました(笑)。司会がちょっとだけでも3の話をしてもらえないか粘りましたが、“Uhhn, No! ”とぴしゃり(笑)。ツンデレぶりが可愛いかったです。ファンからさらに、3作目に日本人の刺客は登場するかという質問が出ると、「それはすごくイケてると思いますが、殺し屋に限らず違ったタイプのキャラクターでもありだとは思います」と答えました。「日本で撮影するのはどうか」という質問にキアヌは「皇居で撮影はできますか?外側だけでも良いので。お堀のなかに飛び込んだり」とジョークで返しました。監督は「六本木とか。撮影させてくれるならぜひ」と答えましたが、ぜひ日本を舞台に次回作を作って欲しいですね!

“マトリックス”シリーズ以来のローレンス・フィッシュバーンとの共演について、キアヌは「彼とは“マトリックス”以降ずっと友情で結ばれています。『ジョン・ウィック』の1作目がすごく良かったと言ってくれたので、2作目に出ないか聞いてみたら、脚本を送って欲しいと言われ、監督にすぐに送ってもらいました」と話すと、監督は「eメールをして1時間後には“やる!”と返信をもらえて、1週間後には撮影に入ってました」と、ファン待望のキアヌとローレンス・フィッシュバーンの再共演のいきさつを語りました。

続いて、影響を受けたアクション映画を聞かれると、キアヌは「それもよく聞かれる質問で実に難しいんですが、本作については『燃えよドラゴン』、三船敏郎さん出演作、黒澤明監督作、千葉真一さんの名前も言わなくてはいけないですね。他には『フレンチ・コネクション』などもありました。もっとたくさんありますが、これくらいに留めておきたいと思います」と答えました。監督は「やっぱり黒澤明監督作ですね。日本のアニメもあります。セルジオ・レオーネが手掛けている西部劇『続・夕陽のガンマン』とか。今回は黒澤明監督の侍スピリットというか、武士道的なところと、セルジオ・レオーネの西部劇にかなり影響を受けました」と語りました。

映画『ジョン・ウィック:チャプター2』来日ジャパンプレミア、キアヌ・リーブス、チャド・スタエルスキ監督/和田アキ子(ゲスト)この日は和田アキ子がゲストで登壇。激しいアクションが満載の本作を観た和田は、キアヌがほとんど自身でスタントをやった事を絶賛。さらに司会から、伝説の殺し屋ジョン・ウィックに絡めて、キアヌの伝説として、“マトリックス”の大ヒットを受けて、スタントスタッフ全員にハーレーダビッドソンをプレゼントした事があるという話をふられたキアヌは、「2作目で、僕自身、スタントマン達13人が何ヶ月もかけて、アメリカではそれが初めてというようなアクションシーンを撮りました。映画『ジョン・ウィック:チャプター2』来日ジャパンプレミア、キアヌ・リーブス自分がそれを見事演じられたこと、それを支えてくれた皆さんに感謝の気持ちとして贈りました」と謙虚に答えました。そこへ和田がさらに「私のアメリカの友達に聞いたんですが、彼はギャラの半分以上をいろんな病院に寄付したり、すごく慈善事業をやっていらっしゃるそうで、すごいと思います」と、キアヌ伝説を披露。すると、キアヌは「とにかく、和田さんとここでこういう経験ができていることを光栄に思っていますし、ここに足を運んでくださった皆さんにはこの作品をぜひ楽しんで頂きたいと思います。大好きな日本にいるわけですが、本作自体が非常に日本に影響を受けた作品なので、皆さんに観てもらえることを嬉しく思います」と、照れ隠しでその場を締めようとしました(笑)。なんとキュートな!噂にはいろいろ聞いていましたが、本当に謙虚でさらにファンになりました。キアヌももう50代ですが、本作ではキレキレの激しいアクションを見せてくれます。間近で観たキアヌもまだまだ若くてカッコ良かったです。ぜひキアヌの雄姿を観てください!

 

来日ジャパンプレミア:2017年6月13日取材 TEXT by Myson

 

映画『ジョン・ウィック:チャプター2』キアヌ・リーブス『ジョン・ウィック:チャプター2』R-15+
2017年7月7日より全国公開
公式サイト
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