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2015年6月20日より全国公開
松竹
公式サイト
 単純にラブストーリーとしてステキですが、夫婦という部分で「生活」「人生」に大きく関わる部分が心が痛くなるところもあり、いろいろと考えさせられました。夫婦には「死別」という別れが必ずやってくるんだよな〜としみじみと感じて、リアルに自分が先に死んだらとか、夫が先に亡くなったらとか想像すると、普段から考えておかないといけないことがあるなと何だか焦りのようなものも感じました。一方で、本作の場合は妻が病気で余命がわかっている状態ですが、死を覚悟していない状況だったらここまで人に寛容になれないかもなと思う部分もあって、だからこそ日頃から夫婦のお互いの存在の大切さをかみしめていなければいけないのだなと思いました。結婚するときに、どちらかが亡くなるときのことなんて考えもしませんでしたが、これが結婚、夫婦ってことなんだと思うと、これから結婚しようとする若い方にこそ観ておいて欲しい作品です。死んだあとまで心配しちゃうほど愛する相手と結婚するって幸せなことですね。 |
 仲睦まじいご夫婦も、今や“同居人”になってしまっているご夫婦にもぜひ観て欲しいですが、結婚にあまり希望を抱いていない、興味がない若者にもぜひ観て欲しいと思います。誰とも結婚せずに生きていけば、愛する人との辛い死別は経験しなくても良いですが、愛する人が遺してくれるものの大きさは経験できません。彼が結婚に乗り気でない女子は、ぜひデートで一緒に観てください。でも、彼が本作にちっとも響いていないようなら、結婚相手としてはちょっと考え直しても良いのかも（苦笑）。だた同時にここは敢えて、結婚にプレッシャーをかけるような言葉は言わないほうがスマートです。無理に共感させようとせずに相手の反応をみるに留めておきましょう。 |
 まずキッズはまだピンとこない内容だと思うので、「死」の意味がわかるようになってから観れば良いと思います。中学生以上ならもう観て理解できる内容です。夫婦のストーリー以外にも、若者カップルの奮闘ぶりも描かれているので、等身大で観られる部分もあります。結婚はまだまだ先のことだと思ってしまうかも知れませんが、自分の恋愛観を探る上で参考にできる部分もあるでしょう。 |
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©2015「愛を積むひと」製作委員会
2015.6.8 TEXT by Myson
