2018年6月8日より全国公開
KADOKAWA
公式サイト
榮倉奈々が演じる妻が、毎晩死んだふりをしている様子は、同じ女性から観ても正直うざいなと思ってしまいましたが(笑)、真意がわかると誰もがホロッとするはず。男女の思考回路の違いや、言葉で伝わるもの、言葉だと伝わらないものについても、考えさせられる内容です。大谷亮平と野々すみ花が演じる夫婦のストーリーも含め、一般的な夫婦像に縛られるのは良くないなと改めて思いました。人にはそれぞれ愛情表現があって、それを受け入れられるかどうかというのも相性。我が家は我が家と思うことも大事だし、長く一緒にいる夫婦こそ、お互いに目を向けること、向けさせることを忘れずに、二人の時間を大切にすべきですね。 コミカルに描かれていて観やすいので、コミュニケーションってイマイチ苦手という方や、何を考えているかわからない人とのコミュニケーションに困っているという方は、視点を切り替えるきっかけに観るのも良いですよ。 |
交際ホヤホヤのうちは、気にならないかも知れませんが、長く付き合うにつれ、相手の言動の真意がわからないままやり過ごすのは、意外にストレスになってくるのではないでしょうか?意思の疎通がイマイチできてないと感じているカップル、夫婦は、本作を一緒に観て、普段言いづらいことを切り出してみるのも良いと思います。また、マンネリカップルは、毎晩死んだふりは大変だと思いますが、時にスパイスとして、2人だけの“遊び”を取り入れると、笑顔が増えるかも知れません。 |
コミカルに描かれていますが、結構生々しい夫婦の問題を取り上げていて、キッズやティーンの皆さんにはあまりピンとこないような気がします。とはいえ、若いうちから長く続く相手に出会って、本格的な恋愛をする人もいると思うので、惰性で付き合っているのか、好きで付き合っているのかわからず、悶々としている人は、本作を観ることで自分の恋愛を客観視してみてはどうでしょうか? |
関連記事:
■TJE Selection イイ男セレクション/安田顕
■TJE Selection イイ男セレクション/大谷亮平
©「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」製作委員会
2018.5.23 TEXT by Myson